ストレス犯を突き止める ストレス手帖を作ろう

副腎疲労は、強いストレスが長い間続いたことで、副腎が「もうこれ以上は無理だー、何も出ねえ」と、お手上げになってしまった状態です。ストレスは誰もが感じるものですが、時間が経つと薄れていって、いつの間にか「あー、そんなこともあったな」と笑って話せるようになる…、わけじゃないんだってことを、僕は副腎疲労になって学びました。

ストレスは累積するということ。小さなストレスや一時的なストレスであっても、すべて足し算でどんどん積み重なっているのです。

ストレスに強い人、すぐにケロッとしている人がいるかと思えば、ちょっとしたことですぐ耐えられなくなったり、いつまでもグジュグジュとしている人もいます。或いは、同じタイプのストレスなのに、前回は簡単に乗り越えられたのが、今回はダメだ、という事もあります。

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ストレスへの抵抗力は、一人一人まったく違っているし、同じ人でもその時の状況や環境によって、まったく違った反応が現れることもありますよね。

自分はどんなことにストレスを感じるか、誰にストレスを感じるか、体がおかしな反応を示したのはどんな時か。つまり自分のストレスの元を知ることはとても大事なことなのです。

ストレスの元がわかれば、どう対応すれば良いか対処法や、軽減させる自分なりのコツを見付けられます。ストレスの元を完全に除去、断ち切るという手段もあります。

それから、これまで自分はどんなストレスにさらされたか、心身へのインパクトはどのくらいだったか、その時なにか体に症状が現れたか、など、これまでに自分に累積しているストレスを把握することも大事です。過去2~3年振り返って、自分に起きた様々なトラブルや、経験したショックな出来事、苦しかった体験などを紙に書き出してみることも効果的だと言われます。

僕もやってみました。書き出す作業を進めていくうちに、あーこんなこともあった、あんなこともあった、と次々に思い出して、筆が止まらなくなってしまいました。いろんな出来事や経験の中でも、実際に体に変調を来たしたような重大な要因がいくつかありました。その状況と症状を書き出していたら、その時の感覚がよみがえってきて、あーなんかやばい、という感じになってしまい、休憩したことも有りました。

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でもこの作業をやったことで、これこそ副腎疲労の始まりだったのではないか、この出来事が引き金を引いたに違いない、と思えることがありました。

そして、強いストレスを受け、体にも影響があったにも関わらず、僕はなにも対策を取らず、その後も次々に起こるストレス要因をただただ受け続けてしまったために、症状を悪化させてしまったんだな、と実感できます。

ストレスがここまで溜まっていて、こんなに体調が悪くなっているのに、なぜあの時立ち止まらなかったんだろう、と今になって思います。

僕の体に実際に何らかの不調が現れるほどのストレスを与えた出来事や要因について、このブログでも一つ一つお話しするつもりです。「え、そんなことがストレスなの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ストレスの原因、程度、対処できる容量は人それぞれです。自分にしかわからないストレスの元を知ること、つまり〝ストレス犯″を突き止めるのが、副腎回復への第一歩です。