ついこの間、また体調の改善が見られ、コルチゾールが正常に働き始めたという、浮かれたブログを書いたばかりでした。
で、きょうはこんなブログを書くことになろうとは・・・これこそ副腎疲労の複雑怪奇なところです。
夏の暑さは、本当に恐るべき強敵です。
日課のエクササイズであるウオーキングを、なるべく気温があがらないうちに済ませ、特に夏の暑い時期は、外のウオーキングではなく、エアコンの効いた屋内でウオーキングをしようと、ショッピングセンターやスーパーマーケットをブラブラと歩くようにしています。
この日、近所のスーパーが開店する時間8:30に合わせて、10分足らずの道を歩いていきました。
しかし、朝の8時の時点ですでに気温は27度、湿度は95%まで上がっていました。
体は正直です。スーパーに着く前に、すでにおかしな感じが始まってしまいました。ちょっとクラクラするような感じです。
なんとかスーパーに入り、体を冷やそうと肉や魚を売っているコーナーの近くでしばらくブラブラして、水を買って首の後ろにあてベンチに座って水を飲みながらクラクラが落ち着くのを待っていました。
家に帰るためにまた炎天下を歩くのが怖くなり、時計を見るとまだ9時前、ドリーはあと1時間は起きてきません。
このままベンチであと1時間じっとして、10時になったら電話をしてドリーに車で迎えに来てもらおうか、などと考えたりしていましたが、それもちょっと馬鹿げていると思い、思い切って家に帰ることにしたのです。
10分足らずで家に戻り、最悪の事態は免れたと安心していました。
しかし次の瞬間から汗が流れ出し、少しめまいがして、頭も再びクラクラし始めました。
いつもと同じように、たくさんの水を飲んでいましたが、あまり役に立ちませんでした。
体がダルく頭がボーっとし始め、僕はまずいと思い、冷たいシャワーを浴びたのですが、それもほとんど意味がありませんでした。
ドリーが起きて来て、僕の話を聞き、冷凍庫から保冷材を2、3個取り出して、タオルにくるみ、首に巻き付けてくれました。
「またやってしまった・・・」
僕は一体何度これを繰り返すのでしょうか?
そしてすぐ悟るのです。
今日という一日はもう終わったと。
まだ朝10時の時点で、僕はこのままフラフラしながら夜がくるのをただただ退屈にぼんやりと過ごすしかないのです。
そんな日をこれまでに何度も何度も味わいました。だからこういう朝は、すぐに悟るのです。まだ一日が始まってもいないのに、もう一日は終わったのです。情けない事です。
でももうできることは何もありません。
一日中、首に氷を巻いて、エアコンをガンガンにしてベッドで横たわっていました。起き上がったのは、ランチを食べる時と夕食を食べる時だけです。
海外にいる知り合いと夕方Skypeで話をする約束をしていたのもキャンセルし、ただただ3年前の自分を眺めるようにベッドで横になっている自分を受け入れるしかありませんでした。
翌日も恐らく使い物にならないだろうと、情けない思いでいっぱいでした。
夜ベッドに入った僕にドリーが言いました。
「ウオーキングが最優先じゃないよ」
翌朝、起きて最初にしたことは、ドクターにメールを送ったことです。
「ウオーキングは絶対にやり続けないといけないのか??日本の夏は、体感で自分の体温以上。ウオーキングをしようと出かけた為に、命の危険を感じるほどだ」と聞いてみました。
ドクターからの返事は、僕の想像を超えていました。「ウオーキングは大事だ。休んではいけない。」というものでした。外が歩けないほど暑いのであれば、家の中で良いので歩き回る、あるいはその場足踏みでも構わないので、一万歩歩くこと、と言われたのです。
そんなに暑い時には、ウオーキングを休んで良いと言われるものだと思っていた僕はちょっと驚きました。
そしてその日から、家の中で歩き回る、あるいはその場足踏みをすることにしました。
悪くないと思えたのですが、すぐに飽きてしまうので音楽を聴きながら、あるいはゲームなどをやりながらとにかく足を動かし続けることにしたのです。
外に出られないという欲求不満、また回復を後戻りさせてしまったのではないかという焦りで僕はいら立ってしまい、ドリーにもちょっと当たってしまい、彼女を怒らせてしまいました。
忌々しい副腎疲労め!