副腎疲労なら、食べるべきではないモノ

はじめて副腎疲労と診断され、ハワイの女性医師に運動やサプリを指導されたのですが、食べ物については、特段注意するような指導はありませんでした。タンパク質と炭水化物と脂質をきちんとバランスよく取る、ということを守るように、というごく常識的なアドバイスだけでした。副腎疲労じゃなくてもこの三大栄養素を取ることは大事なことですよね。

また、副腎疲労を患った人には間食が必要なので、それについて女性医師は、プロテインバーやフルーツバーなどが良いと言ってくれたので、僕はハワイの自然食品店や、オーガニック食材を多く扱っているWhole Foods に行って、色々な種類のバーを買い込みました。日本に戻ってきてからも、2~3カ月はもつようにと箱買いでした。

proteinbar

その後ほどなくして、僕はドクターAの治療を受けるようになるのですが、副腎疲労の回復のために、食べるべきもの、避けるべきものについてかなり詳しい指導がありました。今の僕の体が必要としている栄養素をたくさん含んでいるものを食べ、その栄養を最大限吸収できるようにすることと、今の僕の体に取り入れるべきでないものは断固として食べない、ということを明確にすることがとても重要でした。

この記事では、まず避けるべき食べ物をいくつか書きます。

果物:バナナ、オレンジ、グレープフルーツ、干した果実(レーズン、デーツ、いちじくなど)これらの果物はポタシウム(カリウム)が多く、ナトリウムとポタシウム(カリウム)のバランスが崩れてしまい、副腎疲労の体にとっては悪化の要因。

フルーツジュース:朝、フルーツジュースを飲むのはダメ。オレンジジュースやリンゴジュースを朝飲む人は多いと思いますが、僕はもともと飲まないのでまったく影響はありませんでした。避ける理由は、果糖が多いので血糖値を急上昇、急降下が起きる。

fruits

精製された炭水化物:白米、パン、パスタなど。これも同様に糖質が多く、血糖値のジェットコースター現象を招く。

グルテンの入った食品:小麦をつかったパンやパスタなど。グルテンは腸に炎症をおこし、栄養分を腸から吸収できにくくしてしまう。僕は、ベーカリーの前を通るたびに、「あー、おいしそうなパンの匂い~」と引きずりこまれるような誘惑を今も味わいますが、全然食べていません。

bakery

甘味料:甘味料の入った飲み物や菓子類:砂糖、シロップ、はちみつ、キャンディー、ケーキ、パイ、ドーナツ、ソフトドリンクなども、同じ理由で避けるべき。

カフェイン:コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶など少しでもカフェインが含まれているものは飲まない。副腎疲労と判明する前、僕は毎日大量のコーヒーや紅茶、緑茶を飲んでいました。飲まないと頭が冴えず、仕事の能率ややる気が出なかったからです。カフェインは一時的には興奮し、エネルギーを作ってくれるのですが、仕事が終わることにはもうクラッシュ状態でした。今は一切やめました。

アルコール:いかなる種類のアルコールも完全にやめるように言われました。実は、ハワイの女性医師には、一日ビール一本程度は飲んでも良いと言われていたので、飲んでいたのですが、ドクターAに言われたその日からきょうまで一滴も飲んでいません。

beer

アレルギーのある食べ物:僕は子供の頃、卵のアレルギーだったようなのですが、大人になってそれはもうなくなっていました。でも、なんとなく気になって、卵も一旦ストップすることにしました。アレルギーのある食べ物、そしてアルコールは、体にストレスを与えるということで、副腎疲労の体にはストレスは厳禁なのです。

揚げ物:トランス脂肪酸が健康に及ぼす悪影響が大きいということは良く知られていると思いますが、揚げ物を作る時の油は、高い温度に熱せられ、冷めてまた再び熱したり、何度も再利用されることが多いので、有害な遊離基が発生し、酸化してしまいます。とんかつが大好きなので残念ですが、しばらくの間辛抱です。

加工食品や添加物:もともとほとんど食べていなかったので、あまり苦労せずに絶つことができていますが、ハムやソーセージ、ハンバーガーミートなどは、僕にとってはソウルフードなので、これを完全にやめるのはなかなか淋しいものがありました。

ham

早食い:消化に負担がかかるので、とにかく急いで食べるのはやめるように言われました。よく噛むこと。何度も何度も噛んで飲み込むことで、体にかかる消化のストレスを和らげることができるということです。

僕がオトナ買いしたフルーツバーやプロテインバーには、ドライフルーツや少量の砂糖が含まれていた為、これもストップ。

ここまで僕の記事を読んでくれた方ならお気づきでしょう。ハワイの医師に言われた事、ほとんどNGなんです。なんだか腑に落ちないけど…ま、しょうがないですね。