一つ一つの細胞を支えるベッドのような、細胞同士を結び付けネットワークを促す高速道路のような、細胞の集まりを守る巣のような細胞外マトリックス。
これがきちんと整っていて始めて、体の恒常性が保たれるという話をしました。
ストレスの強い状態が続いて、コルチゾールが大量に放出すると、細胞外マトリックスを流れる液体が減ってしまい、その上、毒素などが溜まって滞ってしまいます。
細胞外マトリックスが滞っているかどうか、どうすればわかるのでしょう?
ドクターが症状をまとめてくれました。
・原因がよくわからない痛みがある
・筋肉痛が場所を変えて起こる
・薬に対する過敏性が強くなる
・サプリメントなどに対する耐性が弱まり、かぶれたりする。
・薬剤やサプリメントに逆反応を起こす。
・消化が悪く、お腹が張る
・頭痛が続く(脳や頭部に異常がないという前提)
・原因不明の皮膚の発疹、湿疹
・原因不明の乾癬
・シャンプーや香水などに対する化学的アレルギー
・トウモロコシ、小麦、乳製品に対する遅延アレルギー反応
・蛍光灯やコンピュータの画面に対し過敏になる
・理由のない頻繁なあくび
・特に屋外や旅行中に頻繁にあくびをする
・ちょっとしたことでびっくりしたり、動揺したりする
・体内で感じる違和感、変な感じ
・疲れがとれない
・原因不明のめまい
・張りつめたようなテンパった感じ
・排卵と月経の間に気分が悪くなる
・筋肉のけいれん
・水が溜まって浮腫む
・コンピュータのモニターやテレビを見た後、なかなか眠れない
・蛍光灯のあかりの下で緊張する
その他、胆嚢除去、肝炎などの病歴があったり、アルコールや大麻の過剰摂取をしたことがある場合には、よく起こるということです。
これが「細胞外マトリックスの不調だ」という明確な徴候や症状はありません。医学的な検査があるわけでもありません。上にあげたような症状が多ければ多いほど、可能性が高くなります。
間質液が毒素で滞っている場合、解毒が必要ですが、急激な解毒は逆効果で、穏やかに少しずつ解毒しなければなりません。
薬剤などは使わず、自然な方法でやさしく有害な物質を体から取り除いていきます。
暖かい水を飲む
お白湯を飲むのは自然で効果的でやさしい方法です。 暖かい水は体の発汗を促し、肝臓が毒素を洗い流す働きを助けてくれます。
また、暖かい水は新陳代謝を高め、それによって体が電解質バランスを維持するのを助けます。
体を水で潤すことで、疲労を抑え、心を落ち着かせてくれます。
レモン、しょうが
アーユルヴェーダ医学の専門家は、お湯にレモンとしょうを加えたお茶を使ってシステムを洗い流します。
ショウガは消化器系を元気にし、システム全体で栄養素の循環させてくれます。また 毒素の除去にも役立ちます。
血糖値をコントロールするのにも役立ちます。
レモンはビタミンC、フリーラジカルによるダメージから間質を守る強力な酸化防止剤です。
新陳代謝を改善し、穏やかな下剤のような働きで消化プロセスを助けます(毒素の蓄積を防ぎます)。
蒸し野菜とスープ
栄養士さんからも勧められたのは、蒸し野菜とスープです。炎症と戦って、消化をたすけてくれます。
スープに煮込むと、野菜の中の複雑な化合物の多くはより単純な形に分解されて、栄養吸収をより簡単にします。
早速、ドリーにスープを頼みました。きのこたっぷりのスープ、チキンとごろごろ野菜、スープカレー。
どれも抜群においしかったです!