大根と寝汗の関係

この病気を克服するために、回復に役立つ食べ物を常に探し求めています。

サプリメントももちろん毎日飲んでいますが、やはり食品から栄養素をしっかり取るのがベストです。

ドクターからも、いつもそう言われています。

 

そんな中、最近、食生活に取り入れ始めた食べ物のひとつに、大根があります。

先日、夕食にドリーがホッケを出してくれました。僕は魚は好きなのですが、骨と格闘するのがどうも面倒で、焼き魚はあまり好んで食べません。それでもホッケは、僕が日本に来てはじめて居酒屋で食べ、しかも骨をうまく取り除くコツもつかんで、唯一楽しんで食べられる焼き魚です。

焼いたホッケの横には大根おろしが添えられていて、使いきれなかった大根おろしも小さな小鉢に入れて食卓に並べられました。

 

実は何年も前にドリーから「大根おろしと焼き魚の組み合わせは美味しいだけでなく、ちゃんと理由がある。大根には食べ物を消化吸収そして分解するのに役立つ酵素が含まれている」と聞いていました。すりおろした汁にはさらに強い効果があるので、辛いけど汁を飲んでも良いということも教えてくれました。

 

ホッケと大根おろしをたっぷり楽しんだ日の夜、ものすごい寝汗をかいて、翌朝、目が覚めた時には枕もTシャツも、いつも使っているアイマスクも汗でぐっしょりになっていました。

しかも、その汗臭さと言ったら・・・ちょっと表現できないくらいで、ドリーに「これは人間の臭いじゃない!獣の臭い!はやく人間になって。(笑)」とからかわれてしまいました。

そのものすごい汗とともに気づいたことは、体調面でもエネルギーが増し、体の芯が強くなったように感じました。

何かが働いていると実感した僕は、大根について早速調べてみました。

副腎疲労の原因のひとつは、酵素や胃酸の不足だと言われています。

食べた物を分解するのに十分な酵素や胃酸がないと、消化器官全体に炎症が起こり、副腎はその問題に対処するためにますます多くのコルチゾールを生成しなければならなくなります。

ストレスに対抗するためそもそも副腎が必死で仕事をしている上に、消化系の問題でさらに副腎を酷使しなければならず、最後には燃え尽きてしまうのです。

大根の効能を調べると、たくさんあります。

- 抗がん作用

- 抗菌、抗ウィルス、抗炎症効果

- 抗酸化作用

- 酵素で消化、吸収、分解サポート

- 腎臓の機能を助け、毒素を取り除く

- 呼吸機能を改善する

- デトックス効果、特に肝臓、腎臓、リンパ系の毒素排出

- ビタミンCを多く含む

 

様々な効果がある中で、僕が最も興味を持ったのは、その酵素の力です。大根には、アミラーゼ、ジアスターゼ、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼなどの消化酵素が豊富に含まれています。それぞれの酵素が、脂肪、タンパク質、デンプンを、消化しやすい化合物に変えてくれるので、消化器系に問題がある副腎疲労の人にとってはとてもありがたい存在なのです。

 

このブログを以前から読んでくれている人なら、僕が人生のほとんどをひどいガス(おなら)と共に生きてきたことをご存じのはず。これもおそらく、酵素の不足と胃酸の低下が原因だったのではないかと考えています?そして、この問題が僕の副腎疲労を重症化させてしまったのかもしれません。

 

大根の効果を実感してから、頻繁に大根を食べるようにしています。一番良い方法が、やはり大根おろしです。

ドリーの作業を増やさないように、これだけは自分でやっています。

煮たり茹でたりせず、おろすことで細胞を破壊し成分が効果的に出てきます。さらにすりおろした汁も一緒に食べます。

デトックス効果で、毒素も排出されているため、相変わらず強烈な寝汗をかいて、ドリーの洗濯を増やしてしまっていますが・・・。

でも、これが僕の副腎疲労からの脱出法です。毒素をデトックスすると同時に、体に負担をかけないようにしなければならなりません。

 

大根おろし、皆さんも取り入れてみて下さい。ただし、副腎疲労重度の人は、おろし汁は少し強力すぎるかもしれないので、ゆっくり少しずつ食べて体の反応を見ながらやってみて下さい。