副腎疲労症候群について日々新しい事を学んでいます。新たに最近知ったことは、アミノ酸に関する事です。
副腎疲労が重症化するにつれて、アミノ酸がどんどん減っていき、不足してしまうという事なのです。
ストレスにさらされ続けると、副腎が一生懸命コルチゾールを出してストレスに対処しようとするのですが、ドクターの話によると、その状態が続き、コルチゾールを分泌し続け、慢性的に高い状態になると、体組織の異化が始まり、アミノ酸が急速に分解されるのだと言います。
僕自身の体もまさにそんな状態に陥っていました。長い間異化状態にあり、アミノ酸も使い果たしてしまったのです。
ドクターの治療を受け初めてから、何度もアミノ酸のサプリメントを試したのですが、下痢を起こしたり、変な反応が出てしまうことがあり、続けて飲むことができませんでした。
まだ体が準備できていなかったのです。もっとじっくり時間をかけて体が受け入れられる状態に持っていかなければなりませんでした。
そしてようやく、やっとのことで、その異化状態から抜け出すことができたのは去年の秋ごろ。
その機会をとらえて、アミノ酸サプリメントをとりはじめました。粉状のサプリで、毎日小さじ1杯ずつ水に溶かして飲んでいます。すると、これまでに感じられなかったような変化が起こりました。なんだかすべてがうまく回り出したような気がしたのです。これまでもずっと飲んでいたサプリメントの効果が一気に噴出したような、効いている・・・という実感です。
そんな変化をもたらしたアミノ酸とは一体何なのか?
なぜアミノ酸が必要なのか?
素朴な疑問が沸いてきました。
アミノ酸はタンパク質を構築する分子で、すべての生命に必要な基本的な構成要素です。 言い換えれば、アミノ酸なしでは人生を送ることはできません。
アミノ酸は、骨、筋肉、臓器、皮膚、靭帯、腱、髪、その他、体のありとあらゆる部分を構築する非常に重要な役割があります。
さらに、アミノ酸は身体面と精神面の両方の機能に影響する、ほぼすべての化学プロセスで重要な役割を持っているのです。
アミノ酸が不足すると、どんなに高価なビタミンやミネラルのサプリメントをとっても、ほぼ効果がないのだとドクターから聞きました。
そんな重要なアミノ酸が、ちゃんと足りているかどうか気になりますよね。次のような症状があれば、アミノ酸が欠乏している可能性があります。
- 特に理由もなく、疲れている
- 不安感が強かったり、気分が落ち込んでいる
- なかなか眠れない
- 特に理由もなく体重が減った
- 肌、髪、爪の状態が悪くなった
ドクターによると、アミノ酸が欠乏したり、バランスが悪くなるのは一般的な事で、以下のような状況ですぐに起きてしまうことなのだそうです。
- 毎日の食事でタンパク質が不足している場合や、食べていても質が悪い場合
- 消化器系に問題があり、タンパク質の分解、吸収ができない場合
- 体内で、アミノ酸が必要な場所で細胞内に入ることができない
- ストレスと体内に毒素が蓄積しているために、アミノ酸がすぐに使い果たされてしまう
体が必要とするアミノ酸の量を満たしてないと、様々な機能がうまく働かず、困った症状が出はじめます。典型的な症状は次のとおりです。
- エネルギーが出ず、元気がない
- 鬱っぽい
- 不安が強い
- 記憶力や集中力がなくなる
- 甲状腺機能の低下
- アレルギー症状
- 消化器系の問題
- 解毒できない
- 筋肉量の減少
- 体脂肪の増加
どうすれば、理想的なアミノ酸レベルを維持することができるのでしょうか?
まずは、自分の体重に見合った質の良いタンパク質をとること。そして腸に炎症を起こす食べ物を避けることです。腸に炎症があると、たんぱく質を消化しにくくなります。
ストレスがかかっているのに、無理をしてどんどんアミノ酸を使ってしまうと、元のレベルに戻すのは大変です。アミノ酸サプリを摂ろうにも、体が受け付けてくれず、長い時間がかかってしまいます。
だから、アミノ酸を使い果たしてしまう前に、とにかく早くストレスを取り除き、体と心を休め、癒すことが大切なのです。