副腎疲労が原因で引き起こされる症状は、本当に多岐に渡ります。今日は、見た目に現れる変化について、一つ取り上げてみます。
副腎疲労だと診断されている方、検査でどこも悪くないのに、もう自分の体がどうしようもなくボロボロになっていると感じる方、自分の顔を鏡で見た時に何か気づくことはありませんか?
目の下の黒いクマです。目をぐるりと囲むように黒っぽくなる場合もあります。パンダのように。
僕の体調がひどかった時の写真を見てみると、まるでゾンビか、中国映画のキョンシ―のように、くっきりと目の周りが黒くなっていて、ちょっと引いてしまうぐらいです。
なぜ目の下のクマが起きるのか、色々な原因が考えられるようです。
副腎疲労が進むと、血圧が常に低くなります。そのため血液の循環が悪くなり、抹消に血液が行きわたらなくなってしまうため。
また、肝臓や腎臓からうまく毒素を洗い流すことができず、うっ血している状態になって目の下が黒く見える、というものです。
最近になって、僕の目のクマは徐々に消えていっていることに気付きました。
副腎疲労の回復と共に、血圧も正常になり、血流がよくなったからなのか?
今、一生懸命やっている肝臓のデトックスが順調に行っている証拠なのか、僕にはわかりませんが、確かにクマが薄くなってきています。
他にも、顔に現れる症状としては、ニキビがあります。ストレスを受けると、副腎からコルチゾールが出ますが、同時に油分も増えてしまい、それでニキビができるのです。
普段は乾燥気味の肌でニキビなどまったく出ない人が、ストレス状態が続くと、あごや鼻にぽつぽつとニキビができてしまうこと、ありますよね。
さらに副腎疲労が進行して、コルチゾールが枯渇した状態になると、また違う症状が肌に起こります。
コルチゾールを補充しようと、副腎皮質ホルモンを出すのですが、そのホルモンがどうもメラニン色素を刺激するのだそうです。そのため、なんだか顔色がくすんだ感じになったり、シミができてしまったりすると言うのです。
目のクマやシミなどは、単に年をとったからとか、最近寝不足だからに違いない、と考えがちですが、自分の体をよく観察することが大切です。
体調や疲労度、内臓、特に胃腸の調子、血圧、頭のボヤ―ットした感じなど、全体的に見て下さい。
過去の記事で、「指先がしわしわになる」と書きましたが、これも副腎疲労が原因で、見た目に現れる変化の一つです。
自分の身体の変化に、目を光らせていてください。