副腎疲労症候群の重症になってしまったら、自分で色々と調べながらサプリメントを選んで治療していくのは、ほぼ不可能と言っても言い過ぎではないと思っています。
自分のこれまで4年に渡る治療の日々を振り返っても、これを自分の判断でやれるとは絶対に思えません。無理です。知らなければならないことがあまりにも多いですし、その時の体調を見極め、体の状態に合わせてサプリメントを調節する判断が自分では到底できません。
ドクターは、僕の体に何が起きているかに光をあて、今どんなことが必要か、これから何をして行くかを的確に指示してくれます。治療の長いプロセスの中で、いつアクセルを踏み込んで、いつニュートラルにするか、いつブレーキを掛けるかを絶妙なタイミングと塩梅で指示をくれます。
きょうは、ドクターから副腎疲労に関連する代謝について学んだ事を話したいと思います。
カウンセリングの時に、体重が少し減り始めていることと、ポッコリお腹(英語でマフィントップ)が徐々に改善してきたことを報告しました。
驚くことに、その前のカウンセリングで、ドクターからこう言われていたのです。「そろそろ体重が減り始めると思いますが、そうなると良い兆候ですよ」
そして、その通りになったのです。体重が減り始め、お腹もすっきりしてくるのは、「基礎代謝」が上がってきているという事なのです。
基礎代謝とは、生きていくために最低限必要な生命活動に消費するエネルギーの量です。つまり呼吸したり、心臓を動かしたり、血液を循環させたり、体温を維持したり、細胞が成長したり、脳や神経系の活動、筋肉の収縮などに必要なエネルギーのことです。こうした身体機能は、まったく無意識のうちに、生命を維持するために起こっていることです。
その基礎代謝が上がり始めたのです!ドクターからは、「very positive news(とても良いニュースだ)」と言われました。
副腎疲労になると、本当に情けない体形になってしまいます。ベルトの上にドスンと肉が乗っかって、自分でも嫌になります。それも基礎代謝の問題なのです。
さあ、基礎代謝が上がってきた今、ドクターが言うには次の数カ月でどんどんエネルギーが増えていくのを感じ、そのうち軽食を取る必要がなくなるだろうということです。
自分の体を自分のエネルギーで十分支えることができるようになる、という事です。
この喜びをどう伝えたら良いのか、ちょっと言葉が見つかりません。本当に嬉しいです。
ボロボロになった体がもう一度一つ一つ積み木のように組み立て直しているという実感です。