ヨガにこんな効果が

副腎疲労治療の一環としてヨガをやっています。もう6年になります。ドクターの治療を受け初めてすぐに始めました。

ヨガにもいろいろありますが、副腎疲労の回復のためのヨガはリストラティブ・ヨガと言う、リラックスを主目的とした負担の軽いもので、ストレッチや呼吸法などによいポーズをゆっくりとやり、じっくり時間をかけて徐々に難しいものに移っていきます。

以前は「ヨガ」があまり好きではなく、しかたなくやっているという感じだったのですが、段々と楽しくなってきて、体を動かすのが気持ちよくなり、終わったあとの爽快感も今では欠かせないものになりました。

 

ヨガのポーズはたくさんあってそれぞれ名前がついています。僕の場合は英語の呼び方を使いますが、インドのサンスクリット語の名前、そして日本語の名前もあります。

ヨガの同じプログラムを繰り返し繰り返し6年もやっていると、名前も覚えるようになりますし、次のポーズが何かも頭の中に入っています。

さらに、なぜこのようなポーズをするのか、どんな効果があるのかを調べるようになり、いろんなことを学びました。

体幹を鍛え、血液を全身に巡らせ、柔軟性と協調性を高め、様々な臓器を癒すためであることはもちろんですが、ホルモンバランスを整えるためにも素晴らしい効果があるということを知りました。

僕はこのことについて全く知りませんでした。皆さんはご存じでしたか?

私がやっているポーズのひとつに「鋤(すき)のポーズ」というものがあります。農作業に使う道具の鋤です。英語でPlow Pose、サンスクリット語でハラーサナと言います。

仰向けの姿勢から、両足を膝を曲げて上に上げ、手で腰を支えながら脚を伸ばしつま先を床に着け、手を伸ばします。

(言葉で説明してもわかりにくいと思いますので、上の画像をご覧ください)

このポーズがホルモンバランスを整えるのに優れていると知りました。

このような点が挙げられます。

- 交感神経を鎮め、リラックスを促す

- 緊張や不安の解消

- ホルモンのバランスを整える

- 甲状腺機能の調節を助ける可能性がある

ただこのポーズは結構きついです。僕もこのポーズを取り入れたのはずっと後、体力がついてきてからなので、副腎疲労が重症の場合はいきなりきついポーズはやらないで下さい。

 

他のポーズで、それほど刺激や体への負担がなく、ホルモンバランスに優れているとされるポーズとして、次のようなものがあります。

- 壁を背にした脚のポーズ

- 猫と牛のポーズ

- 屍のポーズ(膝の下にクッションを入れてサポートします)

- 魚のポーズ(背中の下にクッションを入れてサポートします)

副腎疲労がかなり酷かった時、このようなとても楽なポーズでストレスを減らし、リラックスすることに役立ちました。

それぞれのポーズの画像がなかなか見つからないので、ぜひググってみて下さい。

もし、副腎疲労のためのエクササイズを探しているなら、リストラティブ・ヨガを取り入れてみて下さい。横向きや仰向けに寝て、ゆっくりと呼吸をするような簡単なものから始めてください。

そして、エクササイズはかならず午前中、遅くても午後の早い時間にやって下さい。

癒すためのエクササイズです。