完璧なシンバイオティクス見つけた

どうしても腸の話が多くなってしまいますね。副腎疲労にとっては、腸の環境を整えることはとても大事です。

腸は全身の健康の元。腸が健康で元気だと、免疫力が強化され、風邪や病気になりにくい体を作ってくれます。

特に年をとるにつれて、免疫力はどんどん弱まってしまいますので、腸活をして、腸内環境を良くすることが重要です。

その他にも、

・消化を助ける

・炎症を抑える

・アンチエイジング

・メンタルヘルスを改善する

・神経伝達物質のバランスを改善する

・肌の調子が良くなる 

など、良いことがたくさんあります。

intestine

プロバイオティクスは、もうすっかり認知されていますが、その最大の効果は、腸に良い細菌を増やし、体全体のシステムのバランスを保つのを助けるということです。

その良い細菌に美味しい餌を与えて、腸内の善玉菌をもっと増やし育てるのがプレバイオティクスで、具体的には食物繊維やオリゴ糖が良い餌になります。

きょうはプロバイオティクス+プレバイオティクス=シンバイオティクスについてお話しします。

シンは「syn」で、「同時に」「一緒に」という意味です。つまり、良い細菌と、菌の餌を一緒に取って、一石二鳥を狙いましょう!ということですね。

シンバイオティクスのサプリメントもありますので、それで手っ取り早く取ることはできますが、食事で取るのも実はとても簡単です。

要するに、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌と、食物繊維やオリゴ糖などの餌を一緒に食べれば良いのです。

1品でシンバイオティクスになる食べ物が、身近にありました。

ザワークラウト

Sauerkraut

ドイツでは日常的な発酵食品で、かつ保存食でもあります。

キャベツを千切りにして、塩や香辛料を加えて発酵させて作ります。発酵することで乳酸菌たっぷり。キャベツにはそもそも食物繊維が豊富です。さらに良いことにオリゴ糖と消化酵素も含まれているのです。

これほど完璧なシンバイオティクスがありますか?

そして、キャベツにはビタミンCが多く含まれています。しかも発酵の過程で新たにビタミンCが作られ、元々のキャベツよりザワークラウトの方がビタミンCが多くなるのです。

副腎疲労の皆さん、僕たちに必要なのはビタミンCです。副腎が元気になるビタミンCです。ここまで来たら、食べない理由が見つかりません。

子供の頃、僕の祖母は毎日のようにザワークラウトを食べていました。病気もせず、94歳まで長生きでした。

キムチ

kimchi

キムチ1gに8億個もの乳酸菌が含まれています。消化酵素も豊富です。白菜、大根、人参などの野菜の食物繊維もたっぷり。

納豆

natto

納豆菌はとても強く、生きたまま腸に届きますし、熱にも強い菌です。大豆には食物繊維とオリゴ糖が含まれています。

また納豆菌は、乳酸菌やビフィズス菌などの他の善玉菌が住みやすいような環境を作ってくれるのです。

味噌

miso

乳酸菌が含まれていますので、みそ汁を作る時にぐつぐつ煮たてないようにすると、生きた乳酸菌を食べることができます。

具に食物繊維の多い野菜や、オリゴ糖の多いイモ類やキャベツを入れれば完璧です。

ぬか漬け

nukazuke

乳酸菌はもちろん、免疫力を維持するビタミンAや抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。

食物繊維のイヌリンを多く含むごぼうや紫玉ねぎをつければ、これも素晴らしいシンバイオティクス。

効果を「さらに倍!」にしたければ、キムチ納豆味噌キムチ鍋はいかがでしょうか。