抗酸化食品の力を借りよう

ここ数ヶ月興味を持って調べているものの一つは、抗酸化物質です。

僕自身にMTHFR突然変異があることがわかって、その影響で解毒機能に問題があることがわかりました。そこで、少しでも体から毒素を取り除くために何か役に立つことはないかと調べてきました。そして浮上したのが抗酸化物質です。

では抗酸化物質とは何か、というところから始めましょう。

抗酸化物質は、体内のフリーラジカルと戦います。フリーラジカルは代謝活動によって作られる化合物で、生きるために必要なものなのですが、過剰に増えてレベルが高くなり過ぎると害を引き起こしてしまうのです。

細胞を傷つけ、老化を早めてしまったり、動脈硬化や心疾患、糖尿病、癌、免疫系の病気など、様々な悪影響を及ぼします。

人の体は、こうしたフリーラジカルから守るために抗酸化力を持っていて防御することができます。さらに食べ物からも抗酸化物質を補給し、パワーアップすることができます。果物、緑黄色野菜、ゴマ、その他植物ベースの食品に多く含まれています。

栄養士さんからも次のように抗酸化物質の効果について説明されました。

  • 免疫力を強化し、感染症にかかりにくくなる
  • がん細胞を破壊する力がある
  • フリーラジカルや酸化ストレスから保護する
  • 体の解毒を改善する
  • 損傷した細胞の修復と復元に役立つ

サプリメントで抗酸化物質を摂ることももちろんできますが、やはり食品から摂るのがベストだと栄養士さんも言います。そこで、いくつかお勧めの食品を挙げます。

1. ダークチョコレート

あくまでもダークチョコレートです。カカオ80%とか90%の苦めのチョコレートは、ポリフェノールが多く含まれています。血液中の抗酸化レベルを高め、善玉コレステロール(HDL コレステロール)値を上げ、悪玉コレステロール (LDL コレステロール)を下げます。ただカフェインも含まれていますので、食べる量に気をつけましょう。

cacao

2. ベリー類

ベリーは色々な種類がありますが、どれも抗酸化物質のレベルが高いので、何を食べても効果があります。特にブルーベリーには、免疫システムを助けるビタミンやミネラルが豊富です。副腎疲労の場合は血糖値の急上昇に気をつけなければならないので、午前中はベリーだけではなく果物は避けたほうが良いです。僕は午後のおやつや、夕食後のデザートで食べています。

berry

3. ピーカンナッツ

ピーカンナッツは抗酸化物質、特にフラボノイドが豊富で、心臓の働きに良い効果があります。僕も最近、アーモンドやくるみに加えて、このパワー抗酸化物質であるピーカンを食べ始めました。

pecans

4. アーティチョーク

アーティチョークは抗酸化レベルが高く、多くの必須ミネラルや繊維も含まれています。が、日本ではなかなか手に入らないようです。

artichokes

5. ケール

ケールは地球上で最も栄養価の高いグリーンの一つと言われ、非常に強力な抗酸化物質です。色々な種類がありますが、中でもレッドケールが抗酸化力に関しては緑のケールより強いです。

kale

6. 赤キャベツ

紫色のキャベツとも呼ばれる赤キャベツには、炎症を抑える抗酸化物質が含まれています。

red cabbage

7. 豆

豆類は繊維や抗酸化物質を多く含んでいます。特にグリーンビーンズ(さやいんげん)は効果絶大です。

green beans

8. ビーツ

ビーツは抗酸化物質の良い供給源ですが、糖分も高いので、副腎疲労の方は適度に食べすぎないようにしましょう。

beet

 9. ほうれん草

ほうれん草は、光とフリーラジカルによって引き起こされる目の疲れや老化から守ってくれる抗酸化物質を含んでいます。

spinach

10. ブドウ

ブドウは、紫色のもの、緑のもの、いずれも癌や心臓病のリスクを減らし、免疫システムを高める抗酸化物質が含まれています。

grapes

こうした強力な抗酸化物質を持っている野菜や果物を、毎日の食事に少し加えてみましょう。副腎疲労からの回復の助けにもなります。