副腎疲労が目に及ぼす影響

副腎疲労症候群、つまり”症候群”と言うのだから、色々な症状が群れになって同時に起きるわけです。

副腎疲労に関する書物やウェブサイトを開くと、副腎疲労チェックリストがあり、典型的な症状がいくつか羅列されています。でも、そのようなチェックリストにはまず含まれていない症状の一つが「目」の問題です。

きょうは、目に現れた症状について書いてみます。

eye

僕の目、視界がおかしくなりはじめたのは10年以上前のことです。以前のブログでも書きましたが、歯列矯正をやって矯正具を外したその日に、視界が狭まり、グラグラとめまいを感じ、そして目に入ってくる文字などが単に線の集合のようにしか認識できないような、すぐ脳に意味が伝わらないようなおかしな感じになったのです。

あれから徐々に副腎疲労が蓄積され、他の症状も現れるようになり、それとともに目と視界の状態もどんどん悪くなっていきました。

目の焦点が合わない、視界がますます狭くなり周辺が見えなくなって、よくドリーにもよく言われたのですが「目はあいているけど、何も見てない、どこも見てない」ような目になっていきました。

そんな状況になっているにもかかわらず、僕は休むことをしませんでした。いつか良くなるだろうと先送りにして、忙しくなる一方の仕事に邁進していました。

いつか良くなることは…ありませんでした。

しかしここ数カ月、特に体が異化状態を抜け出してから、目が徐々に改善してきています。視界が端から端まで見えるようになってきました。

ただ、PCで作業をしていると、1時間を超えたあたりから頭がクラクラしてくるような感じになり、目が非常に疲れます。

ドクターも、カウンセリングの何回かに一度、目はどうかと聞いてきます。目と副腎疲労は関係があるのだとドクターは言います。ストレスが目にも影響を及ぼすのです。

ストレスが原因で目に起きる問題は以下のようなものがあります。

  • 視野が狭くなる -周辺が見えなくなり、真正面にあるものしか見えなくなってしまう
  • 光に敏感になる - 明るい光やライトがとてもまぶしくなり、見えにくくなる
  • 目のけいれん -まぶたがピクピク動く
  • ドライアイ
  • 涙目
  • ぼやけて見える(軽度)
  • 疲れ目 PC作業などをしていなくても、目の疲れを感じる
  • 浮遊物(飛蚊症)- 慢性的なストレスでコラーゲン分解が起き、これが浮遊物が現れる原因

 

目に起きる問題の多くは、慢性的なストレスの結果である可能性があるとドクターは言います。これは、コルチゾールは様々な炎症を抑える効果があるのですが、副腎疲労でコルチゾールが不足すると腸やその他の部分と同様に目にも炎症をおこしてしまうのです。

目の炎症を抑える食品があります。栄養士さんにいくつか教えてもらいました。すでに目のサプリとして良く知られているブルーベリーなどのベリー類もその一つです。

アスタキサンチン

自然界で最強の抗酸化物質の一つです。サーモン、エビ、藻類などの海洋生物に含まれています。目の炎症を防いでくれます。

ベリー類

ベリーの中でもビルベリーは、ビタミンA、B1、B2、C、E、K、マンガン、亜鉛、鉄が含まれていて、目に最適な栄養が豊富です。何世紀にも渡って目の健康のために使われてきたそうで、第二次世界大戦中には、イギリス軍のパイロットが夜間の視力を良くするためにビルベリージャムを食べたということです。

ハーブ類

目に良いハーブは色々ありますが、特にアイブライト、イチョウ葉、グレープシードエキスが非常に効果があります。

緑の葉野菜

ほうれん草、ケールなどの緑の野菜も目のためにとても良いです。

blueberries

ドクターはまた、日光にあたることも重要だと言いました。日光はドーパミンを放出させ、幸せな気持ちにさせてくれます。ある研究で、定期的に日光にあたり自然なドーパミンを受けている人は、目の問題が起きる割合が50%低いことがわかったそうです。

また、PC作業、スマホ、タブレットなどのブルーライトに長くさらされると、目へのダメージがとても多いので、休憩をマメにとって目の筋肉をリラックスさせるようにしましょう。ブルーライトをカットするメガネを掛けたり、フィルターを使うなど、保護をするととても良いです。

最近目が疲れやすいとか、ぼやけるとか、視界にゴミのようなものが見えるようになった、そんな場合は、なにかストレスになっていることはないか考えてみて下さい。取り除けるストレスは迷いなく取り除きましょう。

健康はこれからの人生で大きな財産です。その財産を守るために闘い続けましょう。