副腎疲労はやっぱり存在しないのか?!

きょうのブログは、ちょっと変わったことを書きます。

このブログを読んで下さっている皆さんの頭を悩ませてしまうことになりそうですが、書きます。

僕自身もそうだったからです。

 

皆さんもご存じのように、僕は副腎疲労症候群の診断を受けて以来、毎日毎日この病気について調べ続けてきました。

なぜ元気だった自分がこんな体になってしまったのか、この病気のしくみを知りたかったですし、いつまで続くのかわからない治療(しかもお金がかかる)についても、もっと早くもっと効果的な方法は無いのかと、文字通り毎日調べ続けました。

現在治療を受けているドクターの研究はもちろん、他の医師や研究者の説についても目を皿のようにして調べてきました。

そんな中、僕はある一人の研究者の話に吸い込まれるように興味を持ちました。この研究者自身が慢性的な疲労と様々な不調に苦しんでいました。

これはきっと”副腎疲労症候群”だと、彼は確信します。

しかし副腎疲労について調べるにつれ、「医学界」が副腎疲労を病気だと認めていない事、副腎疲労を治療する方法がまだまだ確立していない事、副腎疲労の専門医が極めて少ない事などを改めて知り、これほど辛い副腎疲労が「医学界」ではまったく存在しない病気のように扱われている事実を何とかしようと研究を進めます。なにがなんでも「副腎疲労」を「本物の」病気だと証明しようと、彼は研究を続けました。

 

僕も、そして副腎疲労で苦しんでいる多くの人も同じように、この病気が病気と認められていないことについて失望してきました。病院で症状を訴えても「メンタルの問題でしょう」と取り合ってもらえず、治療も手探りで、いつになったら回復するのかわからず、嫌になることばかりでした。このブログの中でも、何度も不満と失望を書いてきました。

 

さて、この研究者の話に戻りましょう。

彼は研究を続け、医学論文を読みあさり、副腎疲労とは何なのかを徹底的に調べました。

副腎疲労の典型的な症状であるコルチゾールレベルの低下、特に朝のコルチゾール値の低さ、HPAアクセスの異常などに関する研究や症例を調べました。

そして、コルチゾール低下は確かに実在する症状だとした上で、その原因については「副腎疲労の定説」を完全に否定したのです。定説とは、強いストレスが長く続き、その結果、副腎が疲弊し、最終的にコルチゾールを産生できなくなって、慢性的な疲労や身体の不調をもたらすと言うものです。この説は根本的に間違っていたと言うのです。

大きな精神的ストレス、毎日のように見舞われる仕事上のストレス、非常に激しい運動や過剰なトレーニングによる慢性ストレス、慢性的な代謝ストレス、アルコール依存症による慢性ストレス、など、様々な慢性的なストレスが体に及ぼす影響に関する研究をすべて調べてみたが、どこにも副腎疲労、コルチゾール低下との関係を示すものは見つからなかったのです。全くです。

この研究者が行きついた結論は・・・

ミトコンドリアの機能不全。

副腎疲労症候群は、ミトコンドリアの機能不全の結果であると言うのです。

他の多くの疲労関連疾患も同様に、ミトコンドリアの問題だったと言います。

 

衝撃的でした。

これまでやって来たことは間違っていたの?

見当違いなことを一生懸命やっていたということ?

一体どういうこと??

 

僕はこの研究者の話に引き込まれました。何日も何日も彼の話を聞き、レポートを読みました。

そして僕自身もその方向へ向かっていくようになりました。

これまでより論理的に理解できたように感じました。

 

彼が勧めていたサプリメントや様々なヒーリングプロトコールを調べ、試してみました。確かに、以前よりエネルギーが増してきたと言えます。

 

これからのブログで、彼から何を学び、どのような考え方で治癒の針を動かしていったかをお話ししていきたいと思います。(針が動くとは、進歩が見られるようになることです。)

もちろん、今のドクターの治療も継続します。この研究者が勧めているサプリメントについてもドクターに聞いて、彼の意見を確認し、そこから僕自身がどのくらいの頻度でどのくらいの量を飲むかは試行錯誤です。

 

副腎疲労症候群は何なのか?

存在するのか、しないのか?

ミトコンドリアについて深く掘る必要がありそうです。

時間をかけて、答えを見つけ出したいと思います。

この試みが他の人たちの手助けにも繋がればと願っています。