副腎疲労が引き起こす自律神経失調症、どう対処するか

副腎疲労になってしまった体は、重症になればなるほど、体のありとあらゆるシステムが機能不全に陥ります。

自律神経系も例外ではありません。自律神経系が乱れてしまうと、体には様々な症状が現れ、もう普通の体調がどんなものだったかわからなくなってしまうほど、ガタガタになってしまいます。また治療するにも非常に長い時間がかかります。

ドクターがリストアップしてくれた自律神経失調症の症状が以下のようなものです。僕自身がまさに苦しんだ症状がたくさんあります。皆さんも✔してみて下さい。

  • 全体的に体力が弱る
  • 疲労が抜けない
  • ブレインフォグ・集中力がなくなる・忘れっぽくなる
  • 低血糖
  • 脱水
  • めまい・立ちくらみ
  • 音や光に過敏になる
  • 息切れ
  • 視界がぼやける
  • 心臓の動悸
  • 頻脈または徐脈
  • 血圧が不安定
  • 気分のむらがある
  • 汗をかきにくい
  • 不眠
  • 偏頭痛や頻発性頭痛
  • 頻尿
  • 運動できなくなる

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このような様々な症状が出る自律神経失調症を治すのは、簡単なことではありません。体がすでに過敏になっていて、ちょっとしたことで壊れてしまうような状態なので、食べ物、サプリメント、薬、環境の変化、ライフスタイルの変化などが引き金となって、症状を悪化させてしまう事があります。

ドクターの指示で実践した事、上手くいった事もいかなかった事もあります。また一人一人体調も違えば、その人に合う方法も違い、タイミングもそれぞれで、経験豊富な医師であってもなかなか難しいと言います。試行錯誤の繰り返しですが、僕は以下のようなことをやりました。

  • ストレスを軽らす
  • 温度の激しい変動を避ける
  • 副交感神経系を強化するために腹式呼吸をする
  • 紅茶とコーヒーは避ける
  • 刺激の強い化学物質を避ける
  • 水をたくさん飲んで血液の流れを増やす
  • 電解質、特にナトリウムとカリウムのバランスを保つ
  • 炎症を抑える
  • 激しい運動を避け、副交感神経系を助けるヨガなど穏やかな運動にする
  • ミルクティスルなどの穏やかなサプリで肝臓を助ける
  • ゆっくりと時間をかけて体に必要な栄養素を摂る
  • 毒素や有害物質をゆっくりと除去する
  • コルチゾールレベルを正常に戻すため、副腎を刺激せずやさしくサポートする

副腎疲労があるのに、強い薬を飲んだり、無理にデトックスをしたり、弱った体や内臓、システムをますます疲れさせるようなことをしている話を良く聞きます。

栄養をどんどん補充しても体がそれを吸収する準備ができていなければ無駄になるばかりか、体を酷使して悪化させてしまうことになりかねません。

とにかくやさしく、ゆっくり、穏やかに!