ダラダラして良いんです!副交感神経が喜ぶから

不運にも、副腎疲労の重症まで進んでしまった人であれば、この病気がいかに辛いものかわかっていると思います。

まるで地下100キロの深く掘られた真っ暗な穴からよじ登ろうとしているようなものです。ゴールが見えない終わりのない旅です。エネルギーを吸い取られて、くたくたになる終わりのない旅です。

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しかも、この病気にはフルタイムで向き合わなければなりません。目を覚ましたら、その瞬間に考えることは体調のことです。この病気のことを考えていない時間や、少しでも良くなるために何かをしていない時間を見つけるほうが難しいです。

 

副腎疲労を患っている人の多くが焦点を当てているのは、サプリメントです。常に、良いサプリはないかとアンテナを張り巡らしています。サプリはとても重要な要素であることに間違いはありませんが、一歩下がってジグソーパズルの全体像を眺めてみると、組み合わせるパズルのピースはサプリメントだけではないことがわかります。

 

このブログでも何度か記事に書いたことなのですが、きょうもう一度、『自立神経系』について書きたいと思います。とても大事なことだからです。

良いサプリメントを探し求めるのと同じように、自律神経系のバランスを整えるためにどうすればよいのかを探し求めることはとても重要な事なのです。

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まず、交感神経系から見ていきましょう。

交感神経は、外からの攻撃に対し自分を守るため、内臓や腺を活発化させます。いわゆる「闘争か逃走か(戦うか逃げるか)反応」と言われている仕組みです。

交感神経が刺激されると、心臓機能が活性化し、血管が収縮、血圧も上昇し、血液を筋肉や脳に送りこみます。筋肉に強さを与え、頭を明快にするためです。一方で、肝臓、腎臓、膵臓、腸、肺などの内臓への血流は減ります。

さらに、戦うため、あるいは逃げるために必要なエネルギーを与えるため、甲状腺と副腎も活発化します。緊張やパニック、ストレスを感じるのは、体がこの状態になったときに起きます。このエネルギーは、自分を衛るための準備に使われるもので、体を消耗させてしまいます。

アドレナリンラッシュを感じることがあると思いますが、それも交感神経系が活発化した時です。最初はとても気持ち良くなるのですが、アドレナリンが遮断された時にガクッと疲れが出ます。なぜなら、体はこのエネルギーを完全に使いきってしまい、もう何も残っていないからです。

 

では次に、副交感神経系を見てみましょう。

副交感神経は、癒し、滋養、再生、排泄に関係しています。つまり体の再構築に関わっています。

消化器系を活性化し、免疫システムや排泄器官に働きます。

副交感神経系は、リラックスした時、休息、幸せな思考によって活性化し、バランスのとれた生活や体と精神面の癒しに不可欠なのです。

健康的な副交感神経状態に自分自身を持って行き、できる限り長くその状態を維持することはとても大事なことです。

副交感神経優位の状態にある時、なんだか怠けているような、無気力でダラダラしているような気がするのですが、これをダメなこと、不健康なことだと思わないで下さい。これは体と心が修復状態にあり、再建されているという事なのです。

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交感神経と副交感神経は、両方同時に活性化はできません。どちらか一方だけです。

交換神経はとても強力で、副交感神経が活性化するのを妨げてしまいます。この仕組みこそが、人間が生き残るための緊急システムが、癒しや再生よりも優先される”生存メカニズム”なのです。

 

このブログを読んでいるあなたは、今どちらのモードにありますか?交換神経でしょうか、それとも副交感神経でしょうか?

僕自身は交感神経優位の時間がまだまだ多いと感じています。気が付くと歯を食いしばっていることが多く、PCで作業をしている時などもかなり力が入っていて、変に緊張状態になっていることが多いからです。台所でお皿を洗っているだけなのに、妙にハイテンションになっていたりもします。

だから意識的にダラダラしたり、リラックスして、交感神経のスイッチを切り、できるだけ副交感神経モードになるようにしています。

皆さんも、仕事中などにふと手をとめて、自分の体に注意を払ってみて下さい。今、自分がいる状態を教えてくれます。

交感神経をオフにしないと、体は癒されません。リラックスして、ゆったりと動き、楽しい事や良いことを考えるようにします。なにか不安なことや怒りや怖いことを考えたり、あまりにも活発に動き過ぎると、体は交感神経モードに入ってしまいます。

そんな時は、一旦その思考や体の動きを止めて、落ち着いて今、何をする必要があるかに焦点をあてます。口でいうほど簡単な事ではありませんが、自分が交感神経モードになっていることに気づき、そこから抜けるように訓練するのです。とても役に立ちます。

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Chillax(チラックス)という言葉があります。Chill(落ち着く)とRelax(リラックス)を組み合わせた造語です。

副腎疲労の皆様、「チラックス(落ち着いてリラックスすること)したほうが良い」のではなく、「チラックスしなければならない」のです。