副腎疲労に苦しんでいる人が直面する最も辛いことの一つは、不眠です。このブログを読んで下さっている皆さんの中にも、なかなか眠れずに苦しんでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
不眠の典型的なパターンは、なぜか午前2時頃に目が覚めそこから2時間、4時頃まで眠れないという中途覚醒です。僕もこのパターンでした。ちょっと目が覚める程度ではなく、頭がギンギンに冴えてしまい、いろんなことを考え始めてまったく眠くなくなってしまう、そんな夜をいくつ数えたか、もう覚えていません。
ドクターからも栄養士さんからも、不眠対策として寝る前に生アーモンドとチキンを少し食べるように言われました。血糖値やアドレナリンを落ち着かせ、よく眠れるようにするためです。
たしかにある程度、効果はありました。もっと深くぐっすり、赤ん坊のように朝まで眠りたい・・・でも副腎疲労にはそれはほとんど不可能なことなのです。
このブログを古くから読んで下さっている方は、記憶にあるでしょうか?我が家にはナッツステーションがあります。
副腎疲労の回復にかかせない数種類のナッツ類がいつでも食べ放題です。
そして最近、ここに新たに加わったナッツがあります。
ピスタチオです。
最初は、カリウムが豊富だという理由で食べ始めました。副腎疲労は、体内のカリウム、ナトリウムのレベルがうまく調節できなくなってしまい、脱水症状になりやすいのです。
昼食前、夕食前の2回、ピスタチオを食べてはじめて3カ月ほどになります。ナッツや種子などを食べても、なにか明らかな変化を感じるわけではなかったのですが、ミネラル、ビタミンの補給源として食べています。
ところがつい最近になって、ピスタチオにもう一つ大きなある効果があることを学びました。なんと、地球上にあるあらゆる食べ物の中で、最もメラトニンを含んでいるということなのです。ピスタチオ18粒で、メラトニン3.5mgに相当します。
そこで、サプリメントのメラトニンの代わりとして、ピスタチオを食べてみることにしました。
ベッドにはいる30分程前に、ピスタチオを10粒食べています。確かに眠りが深くなったと感じています。
そして一度も目を覚ますことなく、朝までずーっと眠り続ける夜が増えてきました。
不眠だけでなく、時差ボケや夜勤シフトなどで体のリズムが狂ってしまった時などにも、メラトニンは効果的ですので、どこでも気軽に手に入るピスタチオを試してみる価値はありそうです。
どのくらいの量が自分に合うか、これは一人一人異なりますので、まずは2~3粒から始めてみて、睡眠に影響があるかどうか様子を見てみてください。少なくとも1週間程度続けて見ると、自分にあった量が分かってくると思います。
できれば、塩を加えていないピスタチオを買って下さい。