前回のブログで、副腎疲労症候群はミトコンドリア機能不全の結果なのか?!という話をしました。
ミトコンドリアは人の細胞の中にある小さな器官なのですが、体のエネルギーを生み出す大切な器官です。
生命力の源ともいえるこのミトコンドリアに、もっと光を当てるべきではないか、と思います。
人の体を車に例えるなら、ミトコンドリアはエンジン。
エンジンがきちんと動かなければ車は走れません。
人間も、ミトコンドリアがきちんと機能してエネルギーを出してくれなければ、健康で元気に活動できなくなってしまいます。
ミトコンドリアを増やし、活発に働いてもらうためには、まず腸内環境を良くすることが大事です。
そして、ミトコンドリアに重要な栄養素はビタミンB群です。
ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンなど。
ただ、注意しなければならないのは、自分の体が対応できるかどうかです。
ビタミンB群を摂って、ミトコンドリアが増え、活性化し、機能が高まると、ATPの生産が増加し、エネルギーが増加します。
この急激に上がったエネルギーは、疲労を癒してくれるのではなく、疲れを覆い隠してしまうのです。真の回復ではなく、回復したかのように感じる状態です。
サプリメントによってエネルギーが増し、元気になり体調も良くなったと思ってそこで飲むのをやめると、エネルギーが途絶えて突然倒れてしまうということが起こり得ます。
ミトコンドリアのサプリメントに飛びつくのは危険なのです。
僕がビタミンB群を摂り始めたのは、1年程前からです。ドクターから言われて飲み始めたわけではなく、自分で調べて飲んでみたいと思い、ドクターに聞いた所、「勧めはしないが、必要だと思うならごく少量に」と言われました。
ドクターの治療を受け始めた当初から、ビタミンB群は摂らないようにとずっと言われてきました。
ドクターがビタミンB群を勧めない理由は、体内の毒性負荷のためでした。僕は解毒作用に問題があるため、まず解毒プロトコルを優先しなければならない、と言う訳です。
「焦って刺激の強いサプリメントを摂取すると、結果的に前より悪い状態になる可能性がある」と言われました。
やはり肝臓のデトックスが先だったのです。
僕は、以前の元気な体を取り戻すために6年以上、忍耐、忍耐で待ち続けてきました。
コツコツと解毒を続け、ようやくデトックスも一段落して、ストップしても良いという状態になりました。
新しい事に挑戦しても大丈夫!
そんなわけで、人体のエンジン:ミトコンドリアの研究にしばしお付き合い下さい。