いつ何をどう食べるか

副腎疲労から回復するには、とにかく栄養をきちんと体に取り入れることが大切です。何をどう食べるかってことですね。僕は恥ずかしながら、元々健康オタクなので(副腎疲労になった奴が言ってもまったく説得力がないですね)食べ物にも結構気を使ってきたのです。ファーストフードやジャンクフード、スナック菓子、加工食品、炭酸飲料などは殆ど口にしません。だからドクターに言われた食事法については、全然苦じゃないし、むしろ楽しんでやってます。ただ食べるべきじゃないものが結構あるので、食事のレパートリーが若干パターン化しているのがつまらないのですが、そこは我慢できます。

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ドクターから指導されたことで僕にとって新鮮だったのは、いつ食べるか、ということ。朝食は起きてから1時間後、日によりますが朝6時から8時の間になることが多いです。朝はフルーツは食べてはいけません。果糖が血糖値を上げ、その後体がクラッシュしてしまうからです。

栄養が切れると疲労がどっと襲ってくるので、2~3時間に一度、食べ物を補給します。おやつタイムですね。朝食をとった後、午前9時~10時の間に軽いスナックを取ります。正午ごろに昼食、また午後2時~3時の間におやつ。夕食は5時~6時の間、寝る前の8時過ぎに最後のスナック。そうすると夜中にお腹がすいて目が覚めることはありません。つまり一日6回食事をしていることになります。

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夜のスナックは、生のアーモンドを一握り、それとプロテイン、つまり肉を一切れ。肉はチキンがほとんどで、時々ポークを食べることもあります。寝る前のスナックを始めたころは、ぐっすり眠ることができず、ほぼ毎晩、深夜の2時頃目が覚めて、4時頃まで眠れなかったのですが、この食事習慣が体について来ると、逆によく眠れるようになりました。

食ベ物について、最も大切なことは血糖指数。ドクターにも何度も何度も言われていることなのですが、とにかく血糖値を急激に上げない、逆に低血糖にも気を付けなければなりません。副腎疲労ダイエットはとにかくこれを守ること。

1回の食事のうち3~4割は新鮮な野菜。野菜は生でも調理してもどちらでも良いけれど、僕は調理した野菜のほうが食べやすいし、たくさん食べられるから好きです。2~3割は脂肪分の少ない良質のたんぱく質、同じく2~3割のナッツや種。それから油も重要で、オリーブオイルやココナッツオイルなどの健康な油分。また海藻を食べるようにと良く言われます。副腎疲労の人はミネラルを失いやすいので、海藻から必要なミネラルを取るのが大事だという事です。幸い、ドリーはワカメや海苔、昆布などをよく料理に使うので、それは心配ありません。北米に住んでいたら、海藻を毎日のように食べるのは至難の業です。こんなことがありました。僕がおやつがわりに海苔をかじっていたら、僕の母親が鼻をゆがめて「なにそれ??海藻みたいな臭いがするけど」といかにも嫌そうに言うので、「だってこれ海藻だもん」と言って笑った事があるけど、そういう食文化なんです。実家に戻った時に母が作ってくれる夕飯のメニューと言えば、アメリカのホームドラマで出てくる典型的な食事そのものです。海藻とか、豆腐とか、魚料理はまず出てきません。

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そして水。たくさん水を飲むのは、デトックスのためと、水分不足にならないためですが、ただ水を飲めば良いというわけでもないのです。これもまた詳しく別の記事にします。

同じようなものや似たようなメニューを繰り返し繰り返し食べるのは、つまらないし、飽きてくるけど、元気を取り戻すためならもちろんやりますよ。

副腎疲労の僕が食べるべきもの、食べるべきでないものはもうわかっているので、ドリーは限られた食材からいかに調理法を変えて飽きないようにするか、よく工夫してくれています。ドリーはお寿司が好きで時々無性に食べたくなるけど、僕は今は食べられないので、時々夕食のテーブルには、ドリー用の寿司と僕のチキンカレーが並ぶことは良くあります。

僕がよく食べるスナック、ドクターに毎日食べるように言われているものなど、別の記事でレシピなども紹介したいと思います。これはドリーが書いた方が良さそうですね。