先日のブログで、コロナ対策としてビタミンDの話をしましたが、今日は、副腎疲労回復のためのビタミンDの効果に注目したいと思います。
ビタミンDは、僕たち副腎疲労患者にどのような働きをしてくれるのでしょうか?
まず、ビタミンDはホルモンの一種であることをご存じですか?
ビタミンという名前が付いているので、ビタミンCやBと同様にビタミンの一つと思ってしまいますが、実は女性ホルモンや男性ホルモンと同じような構造をもつホルモンなのです。
ビタミンDが欠乏すると、非常に多くの病気を引き起こすリスクが増えます。
ビタミンDには、解毒効果や免疫力を高める効果があり、概日リズムを整えて不眠を解消し、気分を安定させてくれます。また太りやすい体質改善の効果もあります。
皆さんもご存じだと思いますが、ビタミンDは陽にあたることで皮膚の表皮などで合成されます。そのため、日照が少ない場所や、陽にあたらない生活をしている人は、ビタミンD欠乏症になってしまいます。そこで、できるだけ日光浴をしましょう、などと言われているわけですが、副腎疲労の場合、これがなかなか難しいのです。
僕自身を含め、副腎疲労になると直射日光や熱、暑さに極めて敏感になってしまいます。またホルモンのバランスが崩れまくっているために、体温調節機能がうまく働かなくなっています。そんな人が日光にあたろうとして屋外に滞在していると、副腎クラッシュの引き金になってしまうこともあります。
以前のブログにも書きましたが、2019年の初夏から秋にかけて5カ月間もの間、家を出ることができませんでした。暑さ、日差し、湿度に耐えられなかったのです。毎日のウオーキングをしなければならないのに外を歩くことができませんでした。それほど体が弱っていて、もし日差しを浴びてウオーキングなどしようものなら、クラッシュしていたでしょう。
さらに、当時はサプリメントでビタミンDを取ることもまだできませんでした。あの頃の体調では、間違いなく逆反応が出る可能性があるとして、ドクターからも止められていました。
サプリではなく、食べ物からビタミンDを摂ることを栄養士さんから言われ、鮭などの脂ののった魚を食べるようにしました。タンパク質や必須脂肪酸としてもとても健康的です。
体が回復してきて、ある程度の刺激に対応できるほどになったら、ビタミンDやその他の栄養素の補給を加えていきます。自分の体がいつ準備が整うか、わかるはずです。僕自身が体験してわかりました。
今は、ビタミンDとK2を一緒に摂取しています。脂溶性ビタミンなので、昼食と一緒に摂取しています。ドクターの指示通り、毎日ではなく1日おきに摂取しています。食事抜きで飲んでみましたが、その時は刺激が強すぎてダメでした。
皆さんも、慌ててサプリに飛びつかず、体の準備を整えて、サプリを増やしていくようにして下さい。