今のドクターの治療を受け初めて3年近くになります。
ずーっと同じドクターに診てもらっていると、彼の考え方、やり方が自然とわかるようになります。
前回のカウンセリング時に、ドクターからサプリメントの量を増やすように言われました。
僕はすぐにピンときました。
これはテストだな、と。
これまでに何度かテスト的にサプリメントを増量してみて、体がどう反応するか、という実験をされていました。(その時は気づかなかったのですが)
ドクターは「試しにやってみますよ」とは決して言いません。いつもと同じように、「〇〇日からこのサプリメントを小さじ2杯に増やすように」という感じの指示を出されました。
僕のドクターは、決して一気に何かのサプリを増やしたり減らしたりはしないのです。増やす時も減らす時も、慎重に少しずつ時間をかけてやります。
今回増量するように言われたサプリメントも、ほぼ2年に渡って飲んでいるものですが、最初は小さじ8分の1から始め、それを少しずつ少しずつ増やしながら、ようやく3か月前に小さじ1杯になったばかりでした。
それが、前回のカウンセリングの時に、いきなり小さじ2杯にするようにと言ったのです。いきなり2倍です。この増やし方はいつものやり方じゃないな、とすぐにわかります。
ドクターは、この増量に僕の体が耐えられるか、またどんな反応を示すかを見て、その後の治療方針を決めようとしていたのです。
僕は、回復が早まるのならなんだってやります。でももう絶対後戻りはしたくありません。
いきなり2倍の量に増やして体が受け止められるか、少し気にはなりましたが、飲んでみました。
その結果は、良い反応、悪い反応、両方起きました。
悪い反応から挙げてみます。
・朝のニュースを見ている時に不安感が襲ってきた
- いつも行く駅なのに、変な不安を感じた
- 胸焼け
- 一日中、テンパっている感じで変なエネルギーを感じた(不必要なエネルギーとも言えます)
- いつもの午後の疲れ方より重い疲労感
- 時々、頭の中でごちゃごちゃと考えが駆け巡る
- ちょっとイライラしやすい
- 気持ちが焦るような感じ
良い反応もありました。
・運動量が増加した(ウォーキングでの持続力、ヨガの強度、ウェイトリフティングの回数いずれも増加)
- ブレインフォグがなく、頭がクリア
- 体が軽く感じた
- 内部恒常性が改善され、安定感がある
- 筋肉の協調性が良くなった
良い反応もあったものの、やはり変にテンパった感じや、イライラ感、不安感などは良い兆候ではないので、僕はすぐにドクターに電話をして、状況を説明しました。
ドクターは、驚いたり残念がる様子もなく、淡々と「では小さじ1杯に戻すように」と言い、僕は今朝から量を減らしました。すると、すぐに良い反応が出て、気持ちも落ち着き、リラックスした気分になったのです。
体って本当に興味深いものです。
特に副腎疲労になった体は、すごく敏感で、その時の状態にピッタリ合ったサプリメントや治療であれば、すぐに上向きになりますし、強すぎるとすぐに体がそのことを知らせてくれます。
以前は、体が悲鳴を上げているのに、それを聞こうとしていませんでした。
でも今は、ほんのちょっとした、体からの声に素早く気付くことができます。