副腎疲労という病気はなかなかの曲者です。
まず、医学界で病気とされていないため、これほど病んでいるにもかかわらず、良い治療をうけられる病院や医師を見つけるのがまず難しいです。
運良く、病院や医師を見つけられたとしても、健康保険が適用されないため、検査一つ受けるにも、サプリメントにしても高額な費用がかかります。
しかも、回復の目途が立たず、治療にかかる期間がいったいどのくらいなのか、まったく読めません。数年にも渡って治療を続ける人も珍しくありません。僕自身も治療を始めて4年になります。
標準治療のような指針がなく、治療薬を処方してくれるわけでもなく、個々の状態に応じたサプリメントや食事改善、生活改善などなど、治療経過が異なるため、まったくの手探り状態です。
そして、精神的にも経済的にも疲れ果ててしまい、治療をあきらめてしまうケースが多いのです。
治療をあきらめる人がいる一方で、粘り強く何年にも渡って治療を続け、このやっかいな病気を克服できた人ももちろんいます。
そんな経験者の多くも、治療の途中でなんども断念しそうになったり、自己判断で余計なサプリメントを飲み、悪化させてしまったり、ちょっと体調のよい時に無理をしてクラッシュしたりと、失敗を繰り返してきているのです。お金を無駄に使ってしまった事も多々あります。
僕自身を含め、経験者は思っているはずです。
「この経験を誰かのために役立てたい。お金や時間を無駄にしている人を減らしたい。」
ブログを始めて2年になりますが、質問フォームやツイッターのダイレクトメッセージなどで、様々な症状や悩みについて相談や質問を寄せて頂くようになりました。何度も繰り返し状況報告や質問、コメントを送ってくださる方もいて、その都度、僕も自分の治療経過の記録や資料を捲って、自分の経験からできる限りの返信をさせて頂いています。でももっと気軽におしゃべり感覚でコミュニティ内で相互にコメントできるようになれば良いのではないか、他にも多くの経験談やインプットがあれば参考になるのではないか、と思いました。ある人の悩みや質問が、また他の人の参考になることも多くあります。
そんな思いで、副腎疲労をなんとかしたいと思う人が集まる「場」と「コミュニティ」を作ろうと思いました。自分にとって、その「場」「コミュニティ」は意味がある、価値があると思った人達が集まれば、さらに価値のある内容になっていくはずです。
無料で運営することも考えましたが、副腎疲労に悩むメンバーが安心してコミュニケーションできる環境を維持するため会費制としました。この病気は最初に書いたよう「病気とされていない」ため、反対の立場の人が多いのも事実です。「副腎疲労などエセ医学だ」「医師が高額サプリメントを売って金儲けをしている」「副腎は疲労したりしない」「メンタルが弱い人だ」「仕事をしたくない人の怠け病だ」などなど、医学界からも普通の人からも、そして副腎疲労と診断されたことのある人も否定的な立場をとる場合もあります。
そのような立場の方が参加され、反対の立場から異論を唱えたり、議論を煽るようなことがあると、早く回復したいと努力している人の意欲がそがれてしまい、治療そのものに対して横やりが入ってしまうことになります。そのような論争は『今、まさに苦しんでいる人』にとっては雑音にすぎません。副腎疲労の人にとって一番避けなければならないストレスを生み出してしまいます。
コミュニティはストレスのない環境でなければなりませんし、参加者の間でプレッシャーやストレスを感じるようでは逆効果です。ブログ記事でも何度も書いているように、ストレスを取り除かなければこの厄介な病気は改善しません。
私たちは怠けて仕事を休んでいるわけではありませんし、一日でも早く元のように働ける体を取り戻したい、以前のように家族と旅行に行ったり友達と飲んで語り合えるような充実した日々を過ごしたいと、強く思っています。
このコミュニティに「意義」「価値」があると思う方だけが安心して参加し、理解し合い、情報を共有し、支え合い、回復を助け合う有料のメンバーシップとさせて頂きました。
正直言って、参加してみたいという方がどのくらいいらっしゃるか、まったくわからないのですが、ブログ開設2周年記念にコミュニティを始めてみようと思いました。数千円のサプリを買うより、意味があったと思って頂けたらコミュニティの存在価値があると思います。
コミュニティへの入口は、
こちらのCAMPFIRE communityにあります。
community.camp-fire.jpご興味のある方はのぞいてみて下さい。チャットなどメンバー間のコミュニケーションは、シンプルで使いやすいChatWork(無料プランでOK)を使います。
Facebookのような実名登録は必要ありませんので、安心して悩みや質問を投げかけて下さい。
副腎疲労人は、他の副腎疲労人の回復を強く望んでいます。