副腎疲労症候群などの慢性疾患に苦しんでいる人には、植物ベースの食事を食べることを強くお勧めします。
体にストレスをかけることなく、必要な栄養をしっかり取ることができます。ドクター推奨です。
植物ベースの食事にする、ということは、日常的に食べるものの多くを植物ベースにするという意味で、絶対に動物性のものを食べない、ということではありません。僕自身、ビーフ、ポーク、チキンなどの肉類も食べますし、魚はほぼ毎日朝食で食べています。
毎日の間食も必ずチキンなどの動物性プロテインが含まれています。ですので、ヴィーガンのように頑なに制限するということではありません。植物ベースのものを沢山、肉類より多めに食べるようにします。ドクターからも、栄養士さんからもその有益性について話を聞きました。
果物、野菜、穀物、豆類、ナッツ、種子は栄養豊富で、副腎疲労にとってはとても大きな効果があります。
免疫システムを強くし、心臓の働きにとってもとても良いのです。
最近、心がけて以前よりも植物ベースの食べ物を多く取るようにしています。特に豆類です。缶詰のものを買っておけばいつでも食べられ、凝った調理をする必要もなく手軽に食べられます。
レンズ豆、ひよこ豆、ブラックビーンズなどです。玄米ご飯にドバっと豆の缶詰を開けて、そのままガツガツ食べる僕を見て、ドリーは「一体何?」という顔で見ています。タンパク質を肉で取る代わりに、豆など植物から取ることができます。
栄養士さんに教えてもらった良質なプロテインが多く含まれているものを挙げます。
- 豆腐、枝豆、テンペ、納豆などの大豆製品
- レンズ豆
- ヒヨコ豆
- アーモンド
- スピルリナ
- キヌア
- チアシード
- 麻、亜麻の種
- 緑豊かな緑、濃い色の野菜
- キノコ
こうした健康的な植物を食べれば、腸の中で良いバクテリアを育て、それらがどんどん増え続けます。
さらに植物ベースの食事には繊維が多く含まれているので、胃腸の機能が落ち、便秘などを繰り返す副腎疲労患者にとっては、とても良いのです。
植物ベースの食事は、腸にとって良い事づくめです。
- 悪玉菌の増殖を抑える
- 腸内細菌の多様性を高める
- 腸が強くなり、免疫力が向上
- 重要なビタミンと栄養素をよりよく生産する
遅延アレルギー、不耐性を持つ食物を排除し、植物ベースの食物を増やすことで、消化系がとても健康になり、慢性炎症を抑えることができます。
日本には大豆を使った伝統的な食べ物や発酵食品、海外に比べてずっと多くの野菜を、毎回の食事でとる習慣があります。
「納豆なんていうものを食べる日本人が信じられない!」などと言っていた自分が、今は毎朝かかさず納豆を食べているのです。でっかいステーキや、ハンバーガーで育った僕は、この年になって、こうした植物ベースの食事の恩恵を受けて、疲れ切った副腎や胃腸を癒すことができ、本当にその効果を感じています。