グルテンをブロックする酵素!?

副腎疲労の人にとって、腸の炎症はコバンザメのようなものです。腸の炎症が良くならない限り、副腎疲労も回復しないと言っても良いくらいです。

腸に炎症を起こすものとして一番良く知られているのは、グルテンです。

最近、日本でもグルテンの消化の問題や、小麦グルテンに対するアレルギーの話をよく耳にするようになりました。

日本に来る前、母国ではグルテンの問題はよく話題になっていましたが、僕が日本に来た頃は、誰もグルテンの話などしていませんでした。メディアでもまったく話題にもされていませんでした。

ドクターによると、グルテンアレルギーが原因で起きる症状は、ちょっと不快感を感じる程度の軽いものから、痛みを伴う重いものまで様々あります。僕自身は、グルテンアレルギーではありませんし、日本に来るまでは主食はパン、お米は買った事すらありませんでした。パスタもしょっちゅう食べていました。グルテンを口にして何か問題があったことは一度もありません。

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しかし、今はできる限りグルテンを食べないようにしています。副腎疲労になってしまってからです。

副腎疲労であるという事は、高い確率で腸が炎症を起こしていて、リーキーガットになってしまい、栄養が吸収されないだけでなく、老廃物や有害物質が漏れ出してしまう状況です。

これを改善し、一日でもはやく副腎疲労から回復するために、グルテンを避けています。

とにかく、体にとってストレスとなることは、限りなく排除しようとしているのです。

先日、カウンセリングでドクターと話していた時、研究の結果、新しい酵素が発見され、その酵素はグルテンをブロックする働きをするのだそうです。実験結果も非常に良い、とのことです。

その話を聞いた後、早速リサーチしてみました。グルテンブロック酵素がすでに市場に出ていて、消費者が買う事ができるのかどうか。

で、見つけたのがこれです。名前も『グルテンブロック』。消化器系の問題を抱えている人々が試して、なかなか良いコメントを残しています。

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https://www.amazon.com/Pharmacist-Formulas-Designed-Digestion-Scientifically/dp/B01BCLO984

※Amazon.comでしか扱っていないようです。Amazon.co.jpでは購入できません。

副腎疲労になって、グルテンを避けると決意し、かなり意識して実践していますが、完全にグルテンを絶つことは難しいと実感しています。

明らかにグルテンとわかるパンやパスタを食べないようにすることは簡単ですが、隠れたグルテンを見つけ出すのは大変です。え?これにもグルテンが使われているのか…というものが意外に多いものです。例えば、ソース類や調味料です。焼き肉のたれやステーキソース、ディップソース、ドレッシング、醤油、インスタントコーヒーにもグルテンが含まれています。注意深く見れば、まだまだあります。

消化器系の問題は、副腎疲労症候群においてかなり大きな部分を占める問題なのです。

過敏性腸症候群(IBS)、下痢と便秘を繰り返す、膨満感、ガスが溜まるなどの消化器系の問題は、副腎疲労で栄養が枯渇している体にとって、大きなストレスを引き起こします。

僕の消化系の問題はとにかくガス、つまりおならです。何を食べようがまったく関係なく、おならが止まりません。その強烈な音と、さらに強烈な匂いは、もう自分でも許せないほどです。夕食後にソファでくつろいでいる時に、いつも僕がその場をぶち壊すようなおならを連発してしまうため、本当に大ひんしゅくなのです。

副腎疲労とわかる前、体調が悪い中でも僕はフルに仕事をしていて、一日中生徒の前で教えることも日常的だったのですが、そんな日は、どんなにおならがしたくてもできず、我慢に我慢を重ねて、一日が終わるころにはもうお腹がパンパンに張って、痛みも出て歩けないほどでした。

家に戻って、スーツを脱いでくつろいだ途端に、一日中ため込んでいたおならが止めどなく出て、全部出しつくしてようやくお腹が楽になり、痛みも無くなりました。

副腎疲労から回復するには、心と体にかかるストレスをできる限り無くし、体を癒すための時間と栄養をたっぷり取ることがカギなのです。

しかし、消化系の問題を抱えていたら、これら二つのポイントを実行するのはほとんど不可能になってしまいます。

だから、まずは腸をいたわり、炎症を抑え、消化系を元気にすることが先決なのです。