MTHFRと副腎疲労からの回復の関係

先日もブログでお伝えした通り、僕はMTHFRの検査で遺伝子変異を持っていたわけですが、この変異は非常に稀な変異ではなく、人類の30~50%の人が持っていると言われているように、意外に持っている人が多いのです。

日本人だけを見ると、もっと多いそうです。

 

ドクターも、MTHFR変異を持っている人のほとんどが、そのことを知らないまま、普通の生活を送っていると言います。

だから、普通に生きている上で意識することもないし、たとえ変異がわかったとしても治療などの必要もないものなのですが、副腎疲労重症になってしまった人、何年も治療しているのに改善しない人は、この遺伝子変異が原因の一つである可能性があるので、健康な人と違って意識しなければならないことなのです。

DNA

僕が今治療を受けているドクターAは、副腎疲労の人にとって、いわば「最後の手段」的な存在の医師です。

他の医師の治療を長く受けてきたのに回復しない人、何年も色々なサプリメントを飲み、あらゆる治療法を試したのに改善しないという人が、最後の最後に助けを求めてやってくる所なのです。(だからちょっと高い!)

いわゆる普通の病院やクリニックの医者は、副腎疲労を治療するノウハウもなければ、経験もなく、教育も受けていないし、研究もなにもしていません。

でもそれは、そのような医師の責任でもなんでもない、と僕のドクターは言います。たとえ、副腎疲労の治療をする医師だと標榜していても、その治療経験や研究がどこまで専門的で深いものかはわかりません。医学部でそんなことは教えられていない、学ぶ機会もないのです。

彼自身も誰からも何も教わっていないのです。この病気は自分で学ぶしかない、との事です。

もし、このブログを読んでくれている副腎疲労のあなたが、何年も治療を受けているにも関わらず全然良くならないという場合、ひょっとしたらあなたの医者自身が、『なぜこんなに良くならないんだろう…』と八方ふさがりになって試行錯誤しているかもしれないですよね。理由がわからないのです。

そんな時には、MTHFRの遺伝子変異の検査をしてみるのは、一つの突破口になるかもしれません。

ドクターAの長年の研究によると、ありとあらゆる方法で副腎疲労からの回復を試みてきたのに、どうしても良くならならい患者のほとんどに、MTHFRの遺伝子変異があることがわかったそうです。

それで、副腎疲労の重症から抜け出せない理由の一つだと判断したと言います。

僕もそれがわかったため、必要なサプリを一つ追加して飲み始めました。

ずーっと飲まなければならないサプリではありませんし、同じ遺伝子変異がある人なら必ず飲まなければならないサプリでもありません。

副腎疲労症候群からの回復を後押しするために、一定期間だけ飲みます。

副腎疲労はこのように、ありとあらゆる方向から治療を勧めなければならないものなのです。「副腎が弱ってしまったから、副腎を強くするサプリを飲みましょう」「ホルモンが不足しているからホルモンを補充しましょう」という単純なものでは決してありません。