先日、ドクターからMTHFRテストを受けてみるようにと言われました。
一体なんの検査なんだか、何がわかるのか、僕には見当もつかなかったのですが、検査キットを注文して、それがアメリカから届くまでの間、とにかく調べてみました。
MTHFRという語を見たことはありましたが、調べてみるまで、それが何を意味するのかはわかりませんでした。
正式には、Methyl-tetrahydrofolate reductase(メチルテトラヒドロ葉酸レダクターゼ)と言い、 体のあらゆる細胞のメチル化を担う酵素であることがわかりました。
メチル化とはどういうことなのか?
わかりやすく言うと、人の体は非常に複雑な機械のようなもので、体中にギアやスイッチがあり、最高の状態で動作するためにはすべてのギアとスイッチが適切に機能していなければなりません。
「メチル化」、および反対の作用「脱メチル化」は、人の体の歯車を回転させるツールです。 また、体内の多くのシステムで生物学的スイッチのオンとオフを切り替えるものです。
このメチル化スイッチがオフになると、体にとって重要なものを効率的に作り出すことができません。 例えば、
グルタチオン コエンザイムQ 10
メラトニン セロトニン
一酸化窒素 ノルエピネフリン
エピネフリン L-カルニチン
システイン タウリン
などです。
全人口の30〜50%がMTHFR遺伝子の突然変異を持っている可能性があると言われています。
そして、人口の約14パーセントから20パーセントが、全身の健康に影響を与える、より深刻なMTHFRの突然変異を持っている可能性があると言います。
ドクターは、流産、慢性片頭痛、過敏性腸症候群、鬱病、心臓発作や脳卒中の病歴が自分と家族にあるなら、この酵素が病気の原因であるかもしれないと言いました。
また、自閉症、ADHD、ダウン症、不安、うつ病、双極性障害、自己免疫障害、甲状腺障害、中毒(アルコール)なども、MTHFRの変異が関係しているという研究結果もあります。
僕の遺伝子構成にそのような「変異」があるかどうかを確かめてみたほうが良いとドクターは考えたのでしょう。
MTHFRには50以上のバリエーションがあります。 最も一般的なのは677T、1298C、または両方の組み合わせです。
ドクターによると、MTHFRはヘテロ接合型でもホモ接合型でもかまいません。
ヘテロ接合MTHFRを持つ人々は1つの正常な遺伝子と1つの変異遺伝子を持っています。 この場合、酵素活性が40パーセント減少するとのことです。
ホモ接合性であれば、それは両方のMTHFR遺伝子に変異があることを意味し、酵素活性は最大90パーセント低下する可能性があると言います。
ドクターはさらに、僕に遺伝子変異があったとしても、それがMTHFRに関連した病気を発症することを意味するものでもなく、何らかの治療が必ず必要だというわけでもない、多くは普通の生活を送っているのだそうです。
ただ、僕のMTHFRに問題があるかどうかを知ることで、副腎疲労からの回復に役立つので調べてみようと言うことでした。
届いた検査キットです。
綿棒、テストフォーム、および説明書が付属しています。綿棒で頬の内側を擦ってDNAを採取します。
事前に歯を磨くことはできません。また、綿棒が歯、舌、その他の面に触れないように気をつけなければなりません。
アメリカに送って、結果が出るまで2週間ほど待ちます。
さてさて…どうでしょう?