副腎疲労になるまではまったく知らなかったことですが、新鮮な野菜を絞ったジュースを毎日飲むことは、体のバランスを整える上で、あらゆる面から非常に有益です。
今のドクターの治療を受け初めてすぐに言われたことが、ジュースを毎日飲むように、ということでした。
市販の野菜ジュースではなく、ミキサーやスムージーマシンで作るのでもなく、コールドプレスジューサー(スロージューサー)で作るジュースです。
その効果は、以下の通りです。
- 消化と吸収が抜群に良い
- 野菜に含まれる酵素、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルが傷つかず活性状態のまま残り、それは野菜を丸ごと食べた場合よりもはるかに大量摂取できる
- 老廃物を洗い流し、肝臓を解毒する
- 体を元に戻して再構築する
- 免疫システムを改善する
- クロロフィルが豊富
- 体を若返らせ、活性化させる
しかし、誰でも同じようにコールドプレスジュースを飲めば良い、と言う訳では決してありません。
ストレスにはさまざまなレベルがあり、ストレスが原因で始まる副腎疲労のレベルもさまざまで、人によって重症度は大きく異なります。
軽度または中程度の副腎疲労の治療は、僕のような重度で極端な副腎疲労の治療とは大きく異なり、そのプロセスも治療のために必要なモノもかなり違いがある、とドクターは言います。
だから、まずは自分がどのレベルの副腎疲労なのかを知ることがとても重要なのです。
コールドプレスジュースにも、副腎疲労の重症度に応じた飲み方があるのです。
いきなりグラスいっぱいゴクゴク飲んではいけない場合があります。
その最大の理由は、解毒能力の違いです。
重症の副腎疲労になっている場合、体はすでに正常なバランスを失った状態にあり、多くのビタミンとミネラルのレベルが正常レベルから大きく外れてしまっています。
野菜のコールドプレスジュースを飲むことでデトックスされ、体から老廃物や毒素が排出されていくのですが、それは健康で体内のシステムが正常に働いている人に言えることです。
体そのものが正常に機能していない場合、そして副腎が疲弊し肝臓の働きが悪くなっている場合は、その解毒プロセスは弱った体をさらに消耗してしまうのです。
だから、もう一度言いますが、まず何を置いても知る必要があることは、自分がどの程度の副腎疲労なのか、ということです。
その程度によって、ジュースを飲む量も極端に違ってきます。聞いて驚くほど違うのです。
僕がジュースを飲むように言われた当初、ドクターに言われた量は2オンスです。カクテルを作る時の使うメジャーをイメージしてみて下さい。あの小さなメジャー1杯が1オンス(30ml弱)なので、あれを2杯分です。たったのくれくらいなのです。
しかも毎日飲んではダメで、1日置きにです。たったそれだけしか、当時の僕の体では処理できなかったという事なのです。
その後、徐々に増やしていったのですが、ゆっくりと体を慣らしながら少しずつ時間をかけて増やしていきます。
①1日おきに2オンス
②毎日、2オンスを1週間
③3オンスに増やす
④3オンスから週に1オンスずつ増やして8オンスに。(5週間かける)
ジュースを飲むのは、毎日昼食の直前です。
副腎疲労重症の人がコールドプレスジュースを飲み過ぎるのは良くありません。
ドクターが言うには、解毒しきれなかった毒素が、再び体内を巡ってしまう「再毒化」や、強いダイオフが起き、体にとって負担が大き過ぎるからです。
僕の場合は、1日8オンスになってからかなりの期間を経て、ドクターから12オンスに増やすように言われました。
2年半以上、コールドプレスジュースを飲み続け、今は8オンス飲んでいれば大丈夫だと言われ、8オンスを下回らないように作っています。
副腎疲労の初期、軽度、中程度の人で、ドクターから細かく食事の指導を受けていない場合は、コールドプレスジュースを飲んでいる期間、体調を常に観察してください。
なんだか前よりだるいとか、ちょっと気持ち悪いとか、そんな体調の変化に気づいたら、一度飲むのを止めるか、ジュースの量を減らしてください。
忘れないで下さい。副腎疲労の人の体は普通に機能していないという事を。
僕はドクターからことあるごとに「君の体はノーマルじゃない」と言われました。
普通の健康な人が、何の問題もなくできることが、副腎疲労の人にはできないのです。
健康な人なら「ジュースを飲んでデトックス!」できますが、僕たちには同じようにはできないのです。時には害になることもあるということを忘れてはいけません。
全身のシステムが鈍っているので、何をするにも今の体の許容範囲を越えないように、慎重にゆっくりとやらなければなりません。
では最後に、ドクター推奨のジュースに使う野菜をご紹介します。
ベースの野菜 - セロリの茎1本、にんじん1/4本、レタスの葉4枚
これをベースに、以下の野菜を日によって変えたり、手に入ったものでうまく組み合わせて作ってください。
アルファルファ
きゅうり
ビーツの葉
タンポポの若葉
パセリ
エンダイブ
ほうれん草
レタス(ロメイン、赤い葉、緑の葉など)
コリアンダー
小麦の若葉
大麦の葉
かぼちゃ
さつまいも
ゴーヤ
南瓜
アブラナ科の野菜も非常に良いのですが、まずは体がそれらを許容できるかどうか確認してからです。
アブラナ科には かなり強いものもありますので、体がそれらを無理なく処理できるようになるまでは、以下のような野菜を使用するのは「たまに」にしてください。
チンゲン菜
からし菜
ケール
キャベツ(赤、緑、ナパなど)
クレソン
コラード
カブの根と緑
ルッコラ
だいこん
ブロッコリー
カリフラワー
コールラビ
芽キャベツ
👇使い始めて3年を迎えるHuromのジューサー、お勧めです。
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ヒューロム スロージューサー H-AA
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