フリーラジカルと抗酸化物質

この病気から回復するために、もっと関心を持つべきだと思うことの一つに、体内のフリーラジカルがあります。

フリーラジカルが副腎疲労の原因の一つかも知れないからです。

 

まず、フリーラジカルとは一体何なのでしょうか。

詳しくはググって頂くとして、簡単に説明しますと、代謝のプロセスで作られるもので必要なものではあるのですが、過剰に出来てしまうと体を酸化させ、細胞を傷付け、癌などの病気を引き起こしたり、老化を早めたり、様々な健康被害をもたらします。

フリーラジカルは、不安定な分子で、反応性が高く、その寿命はわずか数秒なのに、その間にDNAを傷付け、時には突然変異を起こし、それが原因で心臓病、糖尿病、がん、ぜんそく、変性疾患(眼病など)、関節の炎症、さらには認知症といった深刻な健康状態になるリスクを高める可能性があります。

 

フリーラジカルを過剰に増やさない為にどうすれば良いのでしょうか。

まずはフリーラジカル増加の原因となる不規則な生活や強いストレス、偏った食生活、アルコールの大量摂取を改めなければなりません。

そして、抗酸化物質を摂ることです。

抗酸化物質は、フリーラジカルを中和してくれます。

逆に、フリーラジカルと抗酸化物質のバランスが崩れたときは、酸化ストレスが発生します。

炎症が多くの病気の根本的な原因であるということを聞いたことがあるかもしれません。酸化ストレスはほとんどの炎症の背後にあり、多くの病気の発症に関連しているのです。

抗酸化物質が多く含まれた食品は以下のようなものです。

- ブルーベリー

- ストロベリー

- ゴジベリー

- ピーカン

- ケール

- ほうれん草

 

次に抗酸化サプリメントをいくつか紹介します。

- ビタミンC

- フラボノイド

- セレン

- ビリルビン

- ベータカロチン

- リポ酸

- ビタミンE

 

副腎疲労が重症の場合は、これらのサプリメントが逆説的な反応を引き起こし、状況を悪化させる可能性があるので、できるだけ食品から摂取するようにして下さい。

抗酸化物質を摂り生活習慣を改善することで、炎症やフリーラジカルを抑えるための鍵のひとつとなります。

人間の体のしくみが分かれば、より元気な体を手に入れることができます。