肝臓をもう一度見つめてみよう

今年の初めのブログでお伝えしたように、少しずつ始めた新たな試みについて、ブログで紹介していこうと思っています。大きな石をゴロンと思いきり転がすような試みとも言えます。

体を元の元気な健康体に戻すために、できることはすべてやったと、自信を持って思えるようにするためです。

 

そのひとつが、肝臓です。

肝臓についてはこれまでもかなり力を入れてきました。長い治療のなかで一番力を注いだと言っても過言ではありません。この変な病気を治癒するための基礎となるものだと考えています。

ドクターもいつも言うのですが、『肝臓がちゃんと機能しなければ、副腎疲労は治癒できない』ということなのです。

そこで、これまでよりさらに深く肝臓を癒す方法に焦点を当てることにしたのです。

少し前、いろいろとリサーチを続けている中で一人の若い研究者の経験を知ることになりました。健康だった彼が、突然の体調悪化に見舞われ、様々な治療を試したが良くならなかったのです。

一体なぜ急にこんなに体調が悪くなってしまったのか、彼は調べまくった結果、意外な原因を探し当てました。

カビです。

彼が当時住んでいた古い家は、目に見えないところにカビがはびこっていたのです。

仕事もやる気が出ない、ジムにも行く気にならない、気力もなく、頭がぼーっとして、しんどくて何もできない日々を送るしかなかったと言います。

副腎疲労の症状と似ているじゃないか・・・と思ったのですが、いやいや僕達はもっともっとひどい状態を経験しています。もう死んでしまうのではないかと思うことも何度もありましたから。

 

カビが健康に及ぼす影響について研究した彼は、カビがドーパミンレベルと海馬に及ぼす影響は非常に大きいと言います。まさに圧倒的だそうです。(ドーパミンは、喜びや満足感、意欲を感じさせる脳内物質、海馬は、学習、感情反応、記憶に重要な役割を果たす部分)。彼自身もうつ状態になり、メンタル的にとても落ち込んでいました。これも副腎疲労の症状に似ています。

彼は肝臓をきれいにするために、自分が知っている限りの方法を試し、結合剤も試してみましたが、何も効果がなかったと言います。肝臓がちゃんと機能していない、その本当の意味は、肝臓で胆汁が濃くなり、複合した毒素でいっぱいになることだと説明しています。

彼の肝臓がきれいになった時、甲状腺のT4からT3への産生が促進され、エネルギーが持続するようになったとも言っていました。

彼の肝臓の話を聞いて、これこそ僕が必要としていたものではないか、と思いました。

しかし肝臓を急激にクリアにしすぎると、ダイオフ反応が出て、膨満感やガスなどの症状が出てしまいます。また、第1相と第2相の解毒プロセスをサポートしていないと、悪化してしまうこともあります。

 

僕は少なくとも3年間は肝臓のデトックスをしてきましたが、まだ終わらないのです。肝臓をきれいにするのになぜこんなに時間がかかるのか、本当に理解に苦しみましたが、この研究者の話を聞いて、すべて納得できました。

彼はあるサプリメントを飲んで人生が変わったと言いました。

どんなサプリメントなのかどうしても知りたい、自分も試してみたいと強く思いました。

思い起こせば、僕も昔、湿気がたまりやすくちょっとカビの生えやすい部屋に数年住んでいたことがありました。表面的にはわかりませんでしたが、その部屋を引き払う時にベッドを運び出した時に部屋の隅にビッタリとカビがはえていたのを見てかなり衝撃を受けました。それを考えると、この研究者と同じような影響を受けた可能性はあり得ます。彼は、肝臓の不調の原因をあれこれ考えてもそれは本当に重要ではなく、重要なことはそれを取り除くことだと言いました。

 

僕の肝臓は解毒によってもちろん以前より良くなっていますが、それでもこれほど長い間デトックスしてきた結果としては満足できるほどではありません。彼の話を聞いて、なんとしても肝臓を完全にきれいにしたいと思ったのです。そして、もっと持続的なエネルギーが欲しかったのです。

というわけで、今後も肝臓の話、解毒について書くことを多くなると思います。興味のある方はぜひ読んで下さい。

追伸:コレステロールが主に肝臓で生成され、体内のあらゆるホルモンの原点であることをご存知ですか?そして50以上のホルモンをコントロールしているのが副腎です。つまり、肝臓をきちんと治すことができれば、「副腎疲労」からも解放されるかもしれません。コレステロールが肝臓で作られ、それが生きるために必要なホルモンのカスケードを作っているとしたら・・・

副腎の問題だけでなく、健康全般の主要な焦点になるのではないでしょうか?

まだまだ多くの疑問が沸いてきます。僕がこれを解明しようとする間、お付き合い下さい。