体調の回復はこれでわかる?

副腎疲労症候群から体が回復してきているかどうかを判断する方法の1つは、暑さや寒さに体が対応できているかどうかです。

僕の場合は寒さに対応するのは簡単でしたが、暑さと湿度にはかなり苦しめられました。特に副腎疲労がかなり進行していた時は、本当にひどいものでした。

副腎疲労重症のピークだったある年は、ほぼ5カ月近く外を歩くことができなかったことがあります。忘れもしない、その年は2019年でした。間違いなく、日本では記憶的な暑さと湿度の高い年でした。5カ月と言えばほぼ半年です。それほど長い期間、まともに外を出歩くことができず、不本意ながらひきこもらざるを得ませんでした。

出かける時には、まずドリーに先に車のエンジンとエアコンをかけてもらい、車内の温度が十分下がってからでないと乗り込むこともできませんでした。急激な温度変化に体が全くついて行けませんでした。

そして2022年の今、当時に比べると自分でも驚くほど回復していることがわかります。つい先日も日中の気温が29℃まで上がったことがありましたが、僕はいつも通りにウオーキングしていました。野球帽をかぶって、いつもとまったく変わらず、気持ちよく歩いていました。

以前は暑くなりそうだと思っただけで、不安感に襲われて外に行くのをためらっていましたが、そんな気持ちもまったくなく、動じずに歩いていました。とても気持ちよかったです。「本当に気持ちよくて、自分でもこれはすごい!」と思っていました。 

この病気と付き合う中で知った面白いことのひとつに、副腎疲労は視床下部の温度変化への対応能力を阻害するということがあります。
ドクターによると、視床下部は人体のコントロールセンターで、その主な機能は体の恒常性を保つことです。ホルモンを管理することで、自律神経系に直接働きかけます。

副腎疲労のある人が、長時間の日光浴や熱めのお風呂、温泉、サウナなどに入ると、視床下部にストレスがかかり、副腎にもストレスがかかってクラッシュしてしまうことがあるのはこのためです。

副腎疲労の人にとって温度、特に暑さとの付き合い方は、一般の人が思っている以上に難しく複雑です。最善の策は、とにかく暑さや湿度を徹底的に避ける!これです。

先日のカウンセリングの時に、暑い日差しの中でも歩くのが楽しくなってきたとドクターに話したら、それは僕の体が治ってきている証拠だと言われました。

 

というわけで、もし副腎疲労を患っていて回復しているのかどうか気になる人は、暑さと湿度に自分の体がどれだけ対応できているかに注意を払ってみて下さい。

ただし、体調は常に乱高下することも覚えておいてください。僕自身も何年もの間、暑さに全く対応できない日もあれば、それほど問題ない日もありました。ドクターがいつも言うように、身体は動く標的なのです。

時々自分の体をテストしてみることはとても効果的です。暑くなってきたら、外に出てみてください。最初は30秒から1分くらいしか居られないかもしれません。でも次は数分いられるかもしれません。くれぐれも無理は禁物です。ちょっとでも変な感じがしてきたら、すぐに涼しい所に移動してください。

ほぼ真夏日という暑い日の小さな、しかし大きなサクセスストーリーでした。皆さんと分かち合いたいと思い、ブログに書いてみました。

ドクターから言われた「順調に回復していますよ」と言う言葉、これほど嬉しいことはありません!