7年ぶりの帰国

すべてのタイミングが揃いました。

やっと、母国に帰れる時が来ました。

 

ドクターに「日付変更線を超える旅行はしない方が良い」と言われてから、あれほど旅行好きだった僕もドリーも、この国から一歩も外へ出ずおよそ6年が経ってしまいました。

新型コロナのパンデミックで、海外渡航が難しくなった時期とも重なり、とにかくこれほど長く日本からまったく外に出なかったことはありません。

 

ついに戻れる日がやってきました。

母親と妹にもやっと直接会う事ができます。

精神的にも肉体的にも準備はできました。直前までお腹の違和感が改善せず、バタバタと色々な事を試したり、異なるクリニックを3か所はしごしたりとちょっと落ち着きませんでしたが、それもギリギリのタイミングで解決。あとは飛行機に乗って出発するだけです。

3週間の旅行で、妹の家と母親の家に滞在します。

海外に行く時の最大の敵は時差ボケで、いつも1週間ほど体内時計が狂ってしまうのですが、無理せずゆっくりと体が適応していくのに任せようと思っています。

 

日本の蒸し暑さから逃れられるのも楽しみです。

乾燥した空気を肌で感じ、それが自分の健康にどのような影響を与えるのかを実感したいと思います。

ドクターが「乾燥した地域に住んでいる人は、副腎疲労やその他多くの病気からの回復が早い」と言っていたのを覚えています。湿気は体にとても厳しくストレスになるのです。

 

英語の環境にどっぷり漬かることができるのも、本当にワクワクします。

 

母はこの秋には93歳になりますが、まだまだ元気だ。ショッピングモールに行ったり、カジノに行ったりするのが好きなので、僕も一緒に行くのを楽しみにしています。

妹と会うのは7年半ぶりくらいです。庭でバーベキューをしたり、ビーチに連れて行ってくれる予定で、潮風を楽しみながら地元のレストランでシーフードを食べる予定です。つもる話もあるのでゆっくり過ごしたいと思っています。

 

やりたいことはいろいろありますが、そのうちのひとつは、麦畑の真ん中に立って、ただ空気を吸い、顔に風を感じ、自然の音に耳を傾け、広い空を眺めること。子供の頃、これをするのが大好きでした。

僕の生まれた故郷は、見えるものの80%は空です。高い建物もない。

妹は母とこんな話をしていたらしいです。

もうこのまま息子(兄)に会えないのではないか・・・。

 

そんな事はありません。

故郷に帰ります!