ミトコンドリアひたすら研究中

ミトコンドリアについて、ずっと調べています。

学べば学ぶほど、驚くべきことがわかってきました。多くの慢性疾患を治癒できる未来につながっていく可能性が見えてきます。

人間の体で起きるほぼすべての生物学的プロセスにはエネルギーを必要とします。そのエネルギーの大半を生み出しているのがミトコンドリアです。

ほんの少しの例外を除いて、体内のありとあらゆる細胞にはミトコンドリアが存在し、体が日常的に使用するエネルギーのほぼすべてを生産する役割を担っています。

いわば、電気をつくる発電所のようなもので、これが故障すると社会全体が機能不全に陥るように、体にも同じ事が言えます。

ミトコンドリアの役目はエネルギー産生だけではありません。

ミトコンドリアが機能低下に陥ると、代謝も低下します。ミトコンドリアは代謝プロセスの中心的な場所で、細胞の生と死の門番として機能しています。

細胞シグナルに影響を与え、細胞死のプロセスを制御し、細胞の酸化還元バランスに影響を与え、重要な経路をコントロールしています。

ミトコンドリアが機能しなくなると、エネルギーを失うだけでなく、健康も失ってしまいます。

 

ミトコンドリアが機能しなくなる原因には、どんなことがあるのでしょうか?
環境毒素(鉛、汚染物質、BPAなど)への暴露、慢性的な心理的ストレス、喫煙、感染症、栄養不足など、数多く存在します。

これらの化学的、物理的、生物学的な脅威は、酸化ストレスや炎症を引き起こし、ミトコンドリアにダメージを与え、細胞危険反応(CDR)を活性化させます。そうなると、ミトコンドリアはエネルギー生産をしなくなり、細胞の保護にシフトします。

 

ミトコンドリアは本来、健康を促進するエネルギー生産モードと、細胞を保護する危険モードの2つのモードで機能します。細胞危険反応(CDR)のスイッチが一旦入ると、ミトコンドリアが「オールクリア」、つまり害がないことを示すシグナルを出すまで「オフ」にすることができないのです。

 

ミトコンドリアがダメージを受け機能不全に陥っている限り、CDRは繰り返しループにはまり、危険を察知してそこから出ることができなくなります。

ミトコンドリアが危険な状態に陥れば陥るほど、エネルギー生産モードでの活動ができなくなり、代謝機能障害と慢性疲労が大きくなります。

 

この代謝機能障害は、長期にわたると、心臓発作、脳卒中、肥満、2型糖尿病、心臓病、心血管疾患、高血圧、脂肪肝、目の病気、腎不全などの健康問題を引き起こす可能性があります。

しかし、ミトコンドリアをダメージから守り、修復を促進し、ストレス下でエネルギーを生成する能力を高め、さらには物理的にサイズを大きくすることができるサプリメントで、危険モードからエネルギーモードへ移行させていくことは可能です。

 

ダメージを受けた機能不全のミトコンドリアは、時間とともに増え続ける強く健康なミトコンドリアに置き換えられ、疲労の軽減、心身のパフォーマンス向上、心臓の健康増進につながっていきます。