ヨガでわかる副腎疲労度

ヨガは副腎疲労の人だけでなく、健康な人にとっても良いエクササイズです。

柔軟性と強度を向上させ、エネルギーの補充、そしてスリムで若々しいボディをキープする様々な効果があります。

副腎疲労の人がヨガをする時は、その強度、難度、所要時間に注意する必要があります。疲れ切った馬に鞭を打ち続けても、馬はそれ以上はもう動けず、その場に座り込んでしまいます。

副腎疲労の重症の人のストレス反応システムは機能不全に陥ってしまっていて、なんとかそのバランスを取り戻そうとしています。神経系を強化し、システムの働きを安定させようとしているところです。

ヨガにより内臓に送りこまれる血流が増加し、より多くの酸素が副腎に供給されることで、副腎は癒され、メンタル面の落ち込みも改善されます。

精神面と身体面の両方を強くすることで、気持ちが明るくなり、不安が減って、ゆったりとした気分になれます。

僕自身も、ヨガをしていると、体内部のバランスが少しずつ良くなっているのを感じます。

呼吸も以前よりずっと良くなり、息が上がらずに深く吸いこむことができます。体の強さ、安定感が日に日についてきました。

yoga

副腎疲労の人にとってのヨガは、もう一つ大きな意味があります。

ドクターは治療を始めてから現在までずっと僕が今どの時点にいるかを、ヨガによって測っています。

やりすぎたり、難しすぎたり、体に負荷がかかりすぎたりしないように、ドクターがうまく自分をガイドしてくれるので、安心して毎日ヨガを続けることができます。その点はとても幸運だと思います。

もし、皆さんが副腎疲労で体がかなりへばっている場合、運動をする時には次の3つを自分で確認しながらやって下さい。

1. 運動を終えた後、エネルギーが出たように感じたら、今の体力に合っている運動量だと言えます。逆に、疲れが出たら(特に運動後4~6時間に)負荷が強すぎたということです。

2.運動を終えた直後に、もう一度同じ運動をすることができるかどうか。20分~30分以内に、同じ運動ができない場合は、負荷が強すぎます。

3.翌日、体の疲れがまだある場合は、負荷が強すぎです。半分程度の強度の運動にする必要があります。

僕自身も、この3点をガイドラインにしてやっています。

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副腎疲労の重症の人が直面している苦しみは、日々見舞われる体力の異常な消耗との闘いです。

健康な普通の人にとっては、そんなことで?というような小さな事、簡単な事に、ことごとく疲れてしまいます。

ヨガをすることで、体力の回復、時には後戻りを自分で認識することができ、日々の活動の助けとなります。

ものすごく小さな一歩ずつです。

時間と忍耐力が必要です。

自分に、まだまだ、あきらめるな、と言い続けながら続けるのです。

👇呼吸法、ストレッチが中心の短いヨガから始めよう。

by カエレバ