赤い旗を見過ごすな!口角炎はその一つ

僕が副腎疲労になってしまった経緯を、今落ち着いて、そして以前よりずっと冴えてきた頭で振り返ってみると、体が「気づいてくれー」と、僕に向かって必死に赤い旗を振っていました。しかし、僕はあまりにも忙しくてそんなことに気づかなかったのです。

実は、赤い旗は何度も振られていたのですが、今日はその中の一つについてお話しします。

ビタミンとミネラルの欠乏です。

自分の体に、あるミネラルが足りないとか、あるビタミンが不足しているとか、そんなこと普通は考えないですよね。普通の体なら・・・。

こんな僕も、以前はまったく普通の正常な体で、ごく当たり前の日々を送っていたのです。確かにちょっとワイルドな面はありましたよ。日本人の日常の暮らしと比較すれば、ちょっとワイルドなライフスタイルだったかもしれませんが、決して極端にハチャメチャな暮らしをしていたわけではありません。

ただ、ビジネスが忙しくなるとともに、急速にそして持続的にストレスが増え、仕事量が増え、アルコールが増えていきました。

f:id:landd:20210405155945p:plain

そして赤い旗が振られました。

副腎疲労が始まる前の7~8年ほどの間、僕の口の両端は常に切れていて、時々そこからちょっと血がにじむようなこともありました。口角炎です。

酸っぱいものや塩辛いものを食べるとしみて、とても痛かったのをよく覚えています。

時々、ひどくなると薬局へ行って軟膏を買って塗っていると、少し改善するということを何年も繰り返していました。薬剤師の人に原因を聞くと大抵、なんらかの真菌である場合が多いということでしたが、それほど深刻な事ではないということで、僕自身もそう思っていました。根本的な原因について、何も考えませんでした。

 

そして数年後に副腎疲労になってしまい、今のドクターと栄養士さんのお世話になっているわけですが、最近、栄養士さんと何かのきっかけで口角炎の話になりました。彼女が言うには、これは脱水症状によって起きる可能性があること(僕がひどい脱水状態であった事は確かです)、そしてもう一つは、鉄、ビタミンB(特にB2/リボフラビン)が不足していることによるとのことでした。

ちょうど、仕事が忙しくなり、様々なストレスを感じ、負担が重くなってきていると感じ始めていた頃でしたし、同時にビジネスの成長にワクワクしていた頃でもあります。その頃から、免疫システムが衰え始めていたのだと思いますが、そのことと口角炎がずっと治らないことをまったく結びつけて考えることはありませんでした。

塗り薬でその場しのぎをするのではなく、根本的に不足している栄養素を増やすために、濃い緑の野菜、ナッツ類、種子、豆腐、鶏肉、魚、全粒穀物などをたくさん食べて鉄分とビタミンBを補う必要があると栄養士さんに言われました。

f:id:landd:20210405161514j:plain

これは僕の体(口角炎)が振っていた赤い旗の一つの事象です。

このブログを読んでいる方の中にも、何らかの症状であなたに赤い旗を振っているのに、気づいていないということはないでしょうか?

体は必ず知らせてくれますよ。