食べた後、疲れて寝てしまう?

体が回復してくると、これまでとの違いに色々と気づくことができるようになってきます。

このところますます実感しているのが、食後に疲れなくなったことです。

 

今は朝食を抜いているので、最初の食事である昼食をとった後、エネルギーを感じることができます。

午後6時の夕食の後は、あまり大きな変化はなくニュートラルな感じを維持し、少しエネルギーが出ると感じられる時もあります。でも、疲れることはまったくありません。

一番ひどかった時の僕は、食後疲れ切って、エネルギーが全く出ませんでした。昼食の後は必ず昼寝をしなければなりませんでした。これが数年続きました。

食べては寝る、食べては寝る、という最悪のパターンなのですが、体が起きていられないのです。

私たちの体は、正しく機能し、生きていくためにエネルギーを必要とします。エネルギーを得るには、食べるもの、そして消化器系がどれだけうまく機能しているかが大事です。

副腎疲労の重度の場合、消化器系はほとんどの場合きちんと機能していません。消化も吸収も分解もなにもうまくできない状態です。体がもう弱り切っていて、正常に仕事をすることがまったくできなくなっています。

 

消化器系と言えば、胃や腸のことだと思う人が多いと思いますが、それだけではなく、肝臓、膵臓、そして甲状腺も影響を与えるのです。ドクターによると、こうした器官が正しく機能していなければ、消化や代謝のプロセスに悪影響を与え、それが食事の後の疲労につながると言うことです。

 

この消化プロセスを健康な状態に戻すには、食事を見直すことから始め、とにかく長い時間がかかります。

忍耐が必要です。

体の機能を取り戻し、着実に回復させていくには、そのために必要な燃料を十分に与えなければなりません。それは、赤身のタンパク質、良質な脂肪、複合炭水化物です。

もちろん、悪影響を与えるような食べ物は徹底的に避けます。

炎症を起こしやすい食べ物、過度なダイエットや偏った食事、食物アレルギー、食べ過ぎ、低血糖など、食事の度に意識して、何を食べるか、何を食べないかを考えます。

食べ物が体を作るというのは本当です。

そしてその食べ物を選び、体に入れるのは自分です。