副腎疲労が確定!検査結果が出た

検査を受けてほぼ2週間後、僕は結果を聞くためドクターのクリニックを訪れました。早く知りたくて仕方がありませんでした。結果が出るのを待っている間も、ネットで色々と調べ、僕が知りたい事をいくつか書き出していましたが、血液、尿、唾液の検査では、僕が思っていた以上に様々なことがわかりました。

血液検査は、白血球が少し高め、その他の赤血球、血小板、ヘモグロビンなどは異常なし。

甲状腺はT3、T4は問題なし、TSHが若干高い。

尿検査で有害金属と必須ミネラルの数値がわかりました。体内に有害金属がどのくらい取り込まれているかなんて、今まで考えもしなかったけれど、この検査結果にはとても興味がありました。水銀とタリウムの値が、少し高めでした。危険なレベルではなかったけれど、ちょっと気になります。

部屋に戻ってから当然調べてみました。水銀は、マグロやカジキなどの大型の回遊魚に多く含まれているんですね。マグロと言えば、日本に来てからは刺身や寿司で確かに食べますが、それよりもツナ缶だな、と思いました。ウエイトリフティングの話は、このブログでも何度も話していますが、若い頃はかなりハードに鍛えていて、そのころはツナ缶を毎日のように食べていました。ボディービルダーの食事と言えば、ツナ缶と言っても良い位、タンパク質も多く含まれていて、ジムの仲間もよく食べていました。それから、お金がない頃は、マカロニを茹でて、1缶100円程度のツナ缶をドバっとかけて食べていました。日本で言う所の「にゃんこ飯」かな。今でも食べたいくらい好きです。

もう一つ可能性としては、随分昔に治療した虫歯です。1980年代以前は、詰め物にアマルガムという水銀を含んだ金属を使っていたというのです。僕の歯の治療にアマルガムが使われているかどうか、自分ではよくわからなかったので、日本に戻ったら歯医者さんで見てもらおうと思いました。

それからタリウム??なんだなんだ?ネズミを殺す殺鼠剤に使われる…毒薬…はあ?誰かが毒を盛ったか?そんなわけはないと思いたいです。

いよいよ、副腎ホルモン関係の検査結果です。

テストステロン:基準値内でしたが、僕の年代としては少し低い方。

DHEA-s:正常

コルチゾール:これは朝、昼、午後、夜と4回唾液を採取して、その時間ごとのコルチゾール濃度が数値で表されています。この結果で納得です。一日のうち、朝がかなり低いことが分かりました。基準値の13-24を大きく下回って6です。その他の3つの時間については、かろうじて基準の範囲には入っていますが、ギリギリのところでした。グラフになったものを見ると、ほぼ平らな横棒です。本来、コルチゾールは起床後に一番多く分泌され、さあ、今日も一日始まるよ、と活動をスタートさせる働きをするのですが、どうりで朝がしんどいはずです。僕のエネルギーは一日中低く、このグラフと同じで、ずーっとフラットです。

 

cortisoltest

検査結果に基づいて、ドクターはさらに大量のサプリメントを飲むよう指示しました。

・白血球(ちょっと高め)とガスやお腹の張りを抑えるため、植物性の抗菌薬。

・腸内細菌を増やすプロバイオティクス。

・テストステロン(少し低め)を改善するため、DHEAとテストステロンのホルモン剤。

・副腎機能改善のため、アダプトジェン、アクティブBコンプレックス、マグネシウム。

・甲状腺機能改善のため、HTTYサイロイドドロップと、サイロイドコンプレックス。ビタミンD。

・肝臓の解毒作用のため、セランダインというハーブのサプリメントなど。食事は、緑黄色野菜を多く取り、調理したアブラナ科の野菜、タンポポ、ゴボウ、ビーツ、アーティチョークなどを多めに取る。 有害金属を排出するため、パセリやスピルリナなど葉緑素を多く含んだ植物を食べる。

これを3か月続けたら、再度血液やホルモンの検査を受け、改善したかどうかを確認するように言われました。

クリニックには、体の中で様々なホルモンがどんな働きをするのかを表した図があって、それを使って詳しく説明してくれました。話を聞きながら僕は、ホルモンがいかに大切な役割を担っているかがわかり、自分の体の不調がどのようにして起きたのかが、やっとわかって本当に良かったと思いました。

検査結果をドリーにも見せて、2人で毎日のようにリサーチを続けました。副腎疲労など聞いた事もなかったのに、勉強しながら、日を追うごとにどんな病気なのか、はっきりとわかってきました。ハワイの女性ドクターは、AFSのスペシャリスト(専門医)だと言っていましたので、僕は彼女の指示通りにサプリメントを飲み、鍼治療を受け、言われたことはすべて実行していました。が、実は、今治療を受けている男性ドクターに、ことごとくダメだと言われることになるのです。それはやってはいけないことだった、やるのは早すぎた、という事があとで判明し、僕はすべてストップしなければなりませんでした。