今年最初のカウンセリングが1月2日にありました。ドクターは年末年始も関係なく、通常通りにカウンセリングをします。
ここだけの話、こんなワークホリックのドクターだから、副腎疲労症候群になってしまったんだろうな・・・と容易に想像できます。（笑）
ヒトの事は言えないけれど、たとえ好きな事であっても、体と脳を休ませてあげなければ、ストレスはドンドン蓄積されてしまうのだという事を、忘れてはいけません！
さて、カウンセリングの頻度は、今は3週間に1度です。最近ではカウンセリングの度に新しいステップを踏めるようになり、自分の体が日々前進していることが実感できて心から嬉しく思えます。
1年前、2年前のカウンセリングを思い出してみると、なんの進展もなくまったく退屈で、ドクターの声からも彼の失望や苛立ちが感じられるほどダメダメでした。
最近は、僕自身よりむしろドクターの方が喜んでいるようにさえ感じられ、彼が明るく興奮しているのが声から伝わります。
さて、前回のカウンセリングで、また新たな指示が出ました。
ここまでの数カ月は、サプリメントの増量、減量、そして再び増量というステップでした。ガソリン満タンにしてアクセルを踏みこんだり、ブレーキをかけて自分で走らせたり、再びエンジン全開にしたりと、体の反応を見ながら絶妙な調整作業です。
副腎疲労症候群の重度レベルから抜け出す境界線に近づくについて、自分の体がどんどんスピードをあげていっていることがわかります。
そして今回はなんと、サプリメントを完全に絶つ日を設けることになったのです。
1週間に1日、サプリメントをすべてストップします。いつでも良いのですが、水曜日なら水曜日と決めて、毎週同じ曜日にサプリメントを完全に絶ちます。僕は土曜日をその日に設定しました。その理由は、基本的に週末はあまり出かけないようにしていて、サプリを絶つことでなにか変化が現れても家にいればさほど大きな問題にならないと思ったからです。
1週間に一日、サプリメントを絶つ理由について、ドクターは説明してくれました。
1）働きづめの肝臓に休憩を与える
2）体を自らの力でもっと働かせる
これが2つの大きな理由です。
先週の土曜日、サプリ断ちを実行しました。
朝食の準備にかかる時間があっという間で、驚くほど簡単でした。いつもは、朝食時にとるサプリメントのボトルを冷蔵庫や棚からいくつも取り出して、それぞれの分量を正確に測らなければなりません。朝ご飯にありつけるまでに25分～30分はかかってしまいます。でもこの日は、パンを焼いて、サラダを取り出して、たったの10分で朝食を食べていました。
ドクターに言われていたことは、サプリメントを飲まなかった日の体調をしっかりと確認するように、ということです。そして翌日、再びサプリを飲んだ時になにか変化があるかどうかも確認するようにと言われました。理想的なのは、何の変化も起きないことです。
丸一日、完全にサプリを断ったのは、副腎疲労の治療を始めてから初めてのことでしたが、体調はほとんど変わらず、落ち着いて一日過ごせました。
ただ一つ、明らかに感じたのは「サプリメントがまったく体内にない」という感覚でした。僕が今飲んでいるサプリメントのいくつかはかなり強力なものです。それが体内に入っていない、なんというか、クリーンというか、自然というか、とにかく薬から解放された体という気分でした。
サプリメントが無くても、一日中良いエネルギーを保ち、体力・筋力も持続しました。ブレインフォグもあまりなくスッキリしていて、呼吸もずっと良く感じました。
ランチの後、午後の軽食の後にほんの少し、だるい感じがあったのと、夕食の後はいつもより疲れた感じはありましたが、大した問題ではありませんでした。こんなことは日常的に起きていることです。
翌日はまたいつも通りのサプリメントに戻ったのですが、ここで気づかされました。前日のサプリ断ちの効果か、翌日は大きく前進した感じでした。何もかもがほぼ「正常」に戻ったように感じました。 副腎疲労の治療でサプリメントの摂取を始めてから3年半以上ですが、この日初めて感じたことは、「サプリメントの力を借りていない、自力ですべてが機能している感じ」でした。
ほぼ一日中、安定して体がちゃんと機能しているように感じました。これは副腎疲労重度になる前のような状態です。
数週間前の状態よりはるかに前進しました。間違いなく、この4年半で最高の日を過ごしました。
そしてドリーがつくづく言いました。「この病気を専門医の指導を受けずに自分でリサーチしながら直していくのは本当に難しいね、ほとんど無理だね」と。
ドクターもよく言うのですが、副腎疲労症候群のセルフナビゲーションで回復させるのは本当に難しい、時には最悪の結果になってしまうと言います。
いつ、どんなサプリをどのくらい取るか、いつ増やすか、いつ減らすか、いつ止めるか・・・。それを体調と回復の度合いに合わせて、繊細に調節していくのです。そんなこと、患者が自分でできるわけがありません。
さて、週に一日サプリ断ちを3週間続け、その後どうするのかをカウンセリングの最後にドクターに聞きました。次は、週に2日サプリを断ち、順調にいけばそのまま1日ずつサプリをとらない日を増やして、最後に完全にサプリメントから抜け出すということでした。その説明を聞きながら、僕は本当に興奮して目の前がパーッと明るくなりました。
ここで興奮しすぎて無茶をせず、しっかりと週休1日のペースでサプリを止め、体調を管理しながら次の週休2日に向かっていきたいと思います。
その後の状況、またご報告します！
