6年もの間、副腎疲労と戦い続け、やっと…やっと…治療の最終段階に入り、なんとかこのまま一気に駆け抜けたいと思っているのですが、どうしても時々見舞われる厄介な問題があります。
睡眠障害です。
100%確信しているわけではないのですが、食べたものによって夜中に脱水症状を起こすようで、それが原因で眠りが妨げられてしまいます。
副腎疲労の治療を始めてから、僕はサプリメント以上に食べるものに気を使ってきました。できるだけ“クリーン”な食べ物を心がけています。
ドリーも何をどのように料理するか、調味料や加工食品などに非常に注意して毎日食事を準備してくれます。また、僕が脱水しやすいことを分かっているので、味付けもいつも僕仕様で作ってくれます。きっと物足りないと思っているはずです。そんな食生活を何年も続けてきました。
そんな味気ない食生活を続けてきましたが、ちょうど9カ月程前にドクターから、週に2回位は“普通の”食事を食べても大丈夫だと言われました。まず週に1回程度、外食したり、デパ地下で買ってきたものを食べるようにしました。そして体調が良くなるにつれ、外に出かけるのも楽しくなって、今は週に2回は外食をすることが多いです。
時々忘れてしまいそうになるのですが、このような“普通の”食事には、食塩(精製塩)が沢山使われ、油もどんなものを使っているのかわかりませんが、ほとんどの場合、本来なら避けるべき植物油を使っています。また添加物や化学調味料なども何がどのくらい入っているか、まったくわかりません。でもそのような食べ物にも少しずつ体を慣らせようとしています。
外食した時や、買ってきたものを食べた時には、脱水しないようにいつもより多めに水を飲むようにしますが、夜中にトイレに起きなければならないのも嫌なので、いつもそれがジレンマなのです。
さて、先日コストコに買い物に行ったのですが、コストコに行ったらロティサリーチキンを買わない人はいないですよね(笑)。僕もドリーも大好きで、一度買ったら3日間はサンドイッチやスープ、サラダなど、色々な料理に作り変えて楽しめます。
さあ、このロティサリーチキン、赤信号でしょうか?
シーズニングやハーブがたっぷりで、ちょっとしょっぱいと感じることもありますよね。
この日買ったチキンは、たまたまそうだったのかもしれませんが、ドリーも「ちょっとしょっぱいね」と確か言っていました。
その夜、僕はいつものように10時過ぎに寝たのですが、何が起こったと思いますか?午前2時40分にトイレに行きたくなって目を覚ましてしまいました。このところよく眠れていたのに、なんだかな…と思いながらトイレに行き、ベッドに戻りまたすぐ眠れるものだと思っていました。
20~30分くらいたったかな、なかなか眠れないな~と思って時計を見ると3時50分。1時間以上経っていました。
何で?どうして?と思いながら、僕は夕食に食べたチキンのことなどまったく頭になく、「よし、呼吸法でリラックスしよう」と今度は呼吸に焦点を当てることにしました。
息を吸って2つ数え、吐くときは4つ数えます。神経系を落ち着かせるために、僕はこの呼吸法をよくやります。ほとんどの場合、これですーっと眠りにつくことができるようになりました。昔はまったく眠れなかったのですが、この方法は本当に効果的です。
しかし、どうしたわけかこの夜はまったく効果がありません。どんなにリラックスして呼吸しても、まったく眠れないのです。そこからはもう寝返りを何度も何度も打ち、枕を顔の上に載せてみたり、いろいろやってみたのですが、一向に眠れません。
体は疲れているのだから、眠くなるはずだと思っているのに、とにかく目が覚めきって、何をどうしようが一向に睡眠がやってきません。
ベッドの上で寝返りを打ちながら時計を見ると、もう5時。冗談はやめてくれ!一体何が原因なのか?と思い、そこでようやく「あっ、もしかしてチキンか!」と思ったのです。
起き上がって台所にフラフラと歩いて行き、コップに水を注いでゴクゴクと飲んでベッドに戻りました。案の定、10分もかからず眠りに落ち、朝7時頃まで眠っていました。
副腎疲労の人の典型的な夜です。とにかく眠れない原因は何なのか、もんもんと明け方まで考えてそのまま朝を迎えてしまうのです。そんな夜をいくつ過ごしたか、もう数えきれないほどです。
週に2回程度、自由に“普通のもの”を食べるようになって、時々このようなことが起きます。やはりまだ少し気をつけて“普通の”食べ物を選ぶ必要はありそうです。そして体が水分を欲していることにもう少し敏感になる必要があるなと感じます。
面倒くさい病気です。