先月末のカウンセリングで、ドクターから新たな指示が出ました。いつものヨガに加えて、腕立て伏せを30回、そして15パウンド(7Kg弱)のウエイトを上げる、というものです。
久しぶりにウエイトトレーニングの指示が出て、僕はワクワクしていました。
次の日の朝、45分間の初級者向けヨガを終えると、いつものようにエネルギーがじわじわと満ちるような感じになります。
ヨガの後、エネルギーがなくどっと疲れるような感じになってしまう場合は、ヨガの強度が強すぎるということなので、その半分くらいの難度で時間も短くするように、といつもドクターに言われていますが、最近は疲れを感じることはなく、むしろ元気が沸いてくる感じが続いています。
ヨガを終えた後、腕立て伏せ。自分でもちょっとあれっ?と感じるほど簡単で、かつてウエイトリフティングをしていた時に味わっていたパンプアップする感じが久しぶりに蘇ってきました。
腕立て伏せは、10回やったら10秒間休憩、これを繰り返します。2ラウンドやって、最後は10回に届かず、7回でやめておきました。
30回とドクターには言われていましたが、27回でストップ。たった3回の違いですが、これが大事なのです。無理してあと3回やっちゃえー!とやると、深い後悔の一日を過ごすことになるのです。
これは何度もやらかして、学んだことです。
腕立ての後、約7kgのウエイトトレーニングです。でも家には、そんなウエイトはありません。
どうしようかな…と昨夜考えていたら、ドリーが、備蓄してある2リットルのペットボトル3個まとめたら6Kgだけどどう?と言うので、ガムテープで縛って紐で取っ手を付けて試してみたのですが、水がぽちゃぽちゃと揺れてどうも安定しません。没!
それならと、またもドリーが、2Kgの米の入った袋を3つ、丈夫な袋に入れて持ち上げてみました。パーフェクト!ダンベルの代わりにお米を持ち上げることにしました。
片方の腕で5回、もう片方の腕で5回カールしました。
とても良い気分でした。ウェイトリフティングがまたできる、というだけでハッピーでした。
軽食を食べたあとシャワーを浴びていて、ちょっと変な気分がして、少しめまいのようなグラグラする感じがしてきました。するとそのめまいは次第に悪化して、 2時間ほどたつと、頭痛がはじまりました。
またです。「やっちまったか…」
腕立ても27回でやめておいたのに…。
結局、一日中めまいがしていました。 午前9時30分から眠りにつく午後9時まで、ずーっとフラフラが続きました。さらに昼食を取った後、体がぐったりと疲れ始め、昼食後にはよくあることなのですが、この日の疲れはいつものそれとは違っていました。
クラッシュです。あーーーーーー。
もう二度とクラッシュしたくない!と思っていたのに。 丸一日、使い物になりません。
ドクターは、最近の体調の良さ、回復の状況から、このくらいの運動は今の僕ならできるはずだと思って指示を出したわけですが、残念ながらその判断は間違っていました。とんでもなく無謀なことでした。
副腎疲労と共に生きる、とはこういうことです。
「この運動は、とてもじゃないけどまだ無理です」とドクタ―に伝えなければなりませんが、なんだかドクターをがっかりさせたくないような気もして、もう少し後で伝えようと思います。
僕は、僕の判断で今の体にちょうど良いレベルの運動に戻そうと思います。明日からしばらくは腕立て伏せは20回に、ウエイトも3kgに減らします。
これが現実です。副腎疲労から回復するのは容易なことではありません。
進んでいく道に沿って、たくさんの穴があいていて、ほんのちょっとの過信や、慎重さがたりなかったために、その穴にボトッと落ちてしまいます。
ここ1か月あまり、毎日毎日体調が良くなり、気分も前向きになって、以前の自分に戻れるまであと一歩のところまで来た、と思っていた所で、こうして穴に落ちるんです。
最悪の場合、またクラッシュして、回復にまた時間を要します。
やはりまだ道のりは遠いんだな、と思わされた一日でした。