長く曲がりくねった回復への道

朝のヨガまたはウエイトリフティングを終え、朝食も済ませ、ウオーキングにも行って、帰って来た頃にドリーがようやく起きてきます。僕は9時に寝て、朝6時頃起きる小学生のような生活、ドリーは朝方の3時頃寝て、起きるのは11時頃という、まったく違う時間枠で僕たちは生活しています。

きょうドリーは僕の顔を見るなり、「きょうは、ちょっと今ひとつの感じ?」と言うので、なぜそう思うのか聞くと、目でわかると言います。目がほんの少しうつろで、瞳の輝きが違う、ということらしいのですが、僕も鏡を見て、「おー、確かに」とその観察力にちょっと驚きました。

eyes

その通り、きょうは昨日、おとといの感じとちょっと違います。昨夜は8時間ぐっすり眠ったのに、起き上がった時にエネルギーが感じられず、30分位たってようやくじわじわと感じ始めました。朝食後、1時間おいてヨガをはじめます。きょうのプログラムは力技が多く、おしりや足の筋力を使うポーズが多く、バランスを保つのに苦労しました。その後、ウオーキングに出かけ、きょうは一万歩の日なので、午前のウオーキングで6000歩を目指すつもりでしたが、なんとなく調子が出ず、5000弱で切り上げました。

ヨガのあとにウオーキングをするとよく起きるのですが、歩くペースが速くなってしまうことです。ヨガの後で体が運動モードに入っているのか、理由はわからないのですが、いつもよりスピードが上がってしまうのです。きょうは、それに気づいてペースを落としました。

歩いている間、エネルギーは足りているのですが、体幹のコントロールがうまくできないようで、安定感がない感じがしていました。頭はすっきりしているのに、体の中があっちこっち波打つような気がします。体の骨格がベッドの骨組みだとすると、ベッドに置かれたウォーターマットレス(水の入ったマットレス)に誰かが座って、マットの中の水がボチャンボチャンと波打つような、ふわりふわりした感覚です。

waving

副腎疲労と自律神経の乱れは関連があって、僕は正直なところ、どちらが先に起こるのかはわかりません。ニワトリと卵の論理ですが、いずれにしても副腎疲労の人は自律神経失調症でもあるのだそうです。僕のドクターもよく、自立神経を整える重要性はよく話します。時々、歩いている時に感じる波打つようにふわりふわりしてしまうのは、まさに自律神経失調症の症状です。

昼寝は自律神経失調症にとても効果的で、僕は毎日、午後1時頃から30分程度の昼寝をします。時々、深く眠りすぎて1時間くらい起きないこともありますが、平均すると30分です。

どんどん良くなっていく体調に浮かれていた僕ですが、きょうのようにまた疲労感と、歩きに不安定さが現れたりするんです。これこそ副腎疲労の回復プロセスの特徴で、栄養剤(今回の場合はビタミンC)に過剰に反応し、いきなり調子よくなったと思ったら、その後、逆の反応が現れる、というものです。

windingroad

回復の途上にあることは確かですが、その道のりは決してまっすぐではなく、アップダウンの曲がりくねった長い道なのです。本当に。