脈が飛ぶ、リズムが乱れる、いきなり鼓動が速くなる、ドンドンと叩くようになる。
明らかな心臓の疾患を除いて、このような動悸が起きる原因は、ストレス、不安、パニック発作、脱水、低血糖、カフェイン過剰摂取などと言われています。
僕の場合、ドンドンと叩くような動悸で、夜中に発作のように起きることが多いです。それから運動をしている時。
大きなセミナーや、今までやったことのない新しい企画、上級者向けの難しい研修などをする時、きっちり準備をしたから大丈夫、と思っているのに、なにかちょっと気になりだすと、それをきっかけにあれもこれも心配になり出して、どんどん不安が押し寄せて来て、心臓が文字通りバクバクと音を立てて激しく脈を打ち、呼吸も苦しくなってパニック発作になってしまいました。
夜中に起きることが多く、心臓がバクバクなって目が覚めるのか、目が覚めて不安になり動悸が起きるのか、自分でもわかりません。
ある時は、夢の中の緊迫する場面で心臓がバクバクなっていて、そのまま目を覚ましたら、実際にバクバクなっていた、ということもありました。
スケジュール帳が真っ黒になるほど忙しくて、しかも同じ事、慣れていることをやるのではなく、新しい事、自分にとってチャレンジングなことがどんどん増え、準備と勉強に追われていました。
そして何よりも大きなレッシャーだったのは、僕の他に代わってやれる人が居なかったことです。今回はちょっと無理だから、〇〇さんに頼んでやってもらおう、ということが不可能だったことです。「やります」と言って引き受けた仕事を「すみません、やれません」とは絶対に言えないプレッシャーでした。
副腎疲労だとまだわかっていなかった頃、体調が悪くなっていくのに検査ではまったく異常がない、すると一体どうなっているんだ？という不安が日ごとに大きくなっていきます。
体調の悪い日が増えてくると、来週のセミナーできるかな…とか、やっている途中でハアハアなったらどうしよう、とか、そんなことを考えると、それがまた不安を大きくしてしまい、心臓がバクバクなる、という完全な下降スパイラルに落ちていっていました。
何も特別なことをしていないのに、急に心臓がバクバクなったり、普通に歩いている時に心臓の脈を打つ音がドンドンと聞こえたりします。モノをとろうと屈んだり、逆に高い所のものをとろうと背伸びして腕を伸ばした時に、脈が急に速くなるなど、副腎疲労を患う前にはまったく経験しなかったことばかりです。
こういう時、どうすればいいのかドクターAに相談してみました。動悸や不整脈は副腎疲労の代表的な症状だから、驚いたりうろたえたりしない事。そして水を飲むように言われました。
脱水しているから心臓が乱れるのか、心臓が乱れて脱水するのか、これもどちらが先なのかわからないのですが、ともかく脱水している状態なので、水を補給することが大事だということです。
