お~い、心臓!動いてるか?

心臓の動悸が激しくなったり、脈が飛んだりして心拍数が乱れるという症状について、以前書きましたが、今回はその逆です。

これは、副腎疲労の症状としてよく指摘されていることには含まれていないのですが、時々起きることです。

確か1年半ほど前だったと思います。夜ベッドに入って横になっている時に、脈、心臓の鼓動、音をまったく感じなくなったのです。気になったら、どんどん気になりだして、右向きに寝たり、左向きに寝たり、体勢を変えたりしてみたのですが、やはり全然心臓の音が聞こえません。

heart

心臓動いてる?動いてる…はずだよね…。胸に手を当てたり、首で脈を取ってみたりして、ようやく何とか聞こえてきたのですが、それがあまりにも弱い!かすかに打っているような感じ。

はじめてハワイの女性医師の診察を受けた時に、彼女が僕の脈をとろうとして、全然取れない、脈が見つからない、と言っていたのを思い出しました。

pulse

あの頃の僕の体調はもう救いようのない状態で、夜中に何度も目が覚めては、『自分の体はどんどん悪くなって、もうぜったいに回復しない、このまま衰弱して死んでしまうんじゃないか…』と不安のどん底にいた時期でした。

だから心臓の音が聞こえなくなった夜も、「このまま心臓の動きがだんだん弱っていって、そのまま止まってしまうんじゃないか、明日の朝はもう…」と、本気で考えました。

翌朝、ちゃんと目が覚めて「あー生きてる」と思った僕は、早速ドクターAに、このことについて質問してみました。「そのような症状を訴える人もいるし、まったくない人もいる、だから副腎疲労の治療のアプローチは、一人一人違うんだ」と言っていました。

あれから1年以上経って、この症状が気になることはほとんどなくなりました。

夜、寝る時に左側を下にして横たわると、確実に僕の心臓がドクドクと動いているのを感じることができます。時には、その音が大きすぎてかえって眠れないことも。すかさず寝返りをして、右側を下にして眠るのでした。