クリスマスから年始にかけて、どこにも出かけずに日本国内で過ごしました。2年連続です。これは外国人にとってはとてもキツイ事なのです。
普段は離れていても、クリスマスは家族が集まるというのが、僕たちの文化です。これまでは毎年、母国に帰ったり、ハワイに家族が集合して一緒にクリスマスを過ごすというのが常でした。
しかし、長いフライトや時差は副腎疲労に非常に悪いため、ドクターに旅行をしないよう言われ、この2年間僕はどこにも出かけずにひたすら体を癒すため、日本で退屈な日々を過ごしています。
しかしその退屈な冬休みの間に、いろいろ前向きなことが起こりました。きょうは、それをお話ししたいと思います。
僕は、日誌のように毎日の体調、気分、食事内容、エクササイズなどを細かく記録しています。ドクターに報告するためなのですが、それを自分でも見ていて、何が体調の変化を及ぼすのか、どんなことをしたら、何を食べたら、良い影響または悪い影響が出るかがよくわかってきました。
例えば、あるものを夕食に食べたら、その日の睡眠の質がちょっと下がるので、食べないようにしてみようと言う風に、非常に具体的に分析でき、とても役に立っています。
ここ3週間の記録です。
良い日
⇧1日目(前進した感じ)
⇧2日目(体のコアの部分が働き始めた)
⇧3日目(4年半で最高の日)
⇧4日目(4年半でもっと最高の日)
⇧5日目(ブレークスルー)
➡6日目~8日目(停滞)
⇧9日目~17日目(さらに最高の日を連続更新)
➡18日目(横這い)
⇧19日目~21日目(最高の日を連続更新中)
上向きの⇧をつけた「良い」日は、こんな感じがありました。
- 心肺機能が改善していることに気付きました。より深く呼吸することができました。かつては、大きく深く呼吸すると体が変な刺激を受けてしまう感じがありましたが、それが無くなり普通に深い呼吸ができます。
- 2日目と12日目にコア(体幹)がしっかりして働き始めたことに気付きました。ヨガをしている時に明らかに変化を感じるようになりました。僕がやっているヨガは、ドクターが監修した副腎疲労回復に特化した動きやポーズのプログラムですが、以前はビデオの動きと同じ動きをただただやっているだけ、と言う感じでしたが、今では体幹がしっかり安定し、力と体内のシステムが一つになって機能している感じがあります。ドクターによると、様々なヨガの動きをすることで、体内の腎臓、肝臓、腸、副腎などをマッサージしているのです。 単に身体を動かすだけではなく、内部システムの再構築を助ける動きをしているのだそうです。
- 安定した強さが戻ってきました。体がふらふらせず落ち着いています。これは、異化状態から抜け出した時から感じていることです。できることがどんどん増えていきます。
- 体が軽く感じました。副腎疲労のどん底に居た時には、体が重くて、腕も脚もとにかく重くて、かろうじて動かしているような状態でした。何をするのも大変でした。 しかし今、自分の動きや行動に軽さを感じています。
- 腕立て伏せ40回と腕のカール10回が簡単にできるようになりました。
-
血糖値が安定しています。食事の間隔を4時間に伸ばしましたが、それでも問題なく落ち着いて過ごせるようになりました。これについてはドクターからも良いサインだと言われました。
-
宿敵はやはりブレインフォグですが、それも徐々にではありますが改善してきています。これは、歯の矯正を終えたあの瞬間からずっと続いている症状で、実に10年以上頭がクラクラしたり、ふらつくような状態もありましたが、それも改善に向かっているように思います。それに伴って思考が良くなり、反応する時間も素早くなってきました。以前は、人の話のスピードについていけない感じがあって、言葉が霧深い脳の中をただ行ったり来たりしていたのですが、今は脳のプロセスが速くなったようです。
-
話すことは常に向上しています。特にこの3週間で大きく改善したことに気付きました。以前、話すことがなんだか挑戦のように感じていました。口を動かし、同時に呼吸するのがとても大変でした。話し出すと心拍数が上がり、息継ぎがうまくできず途切れてしまうような感じでしたが、普通に息をしながら話せるようになりました。
-
視界も大きく改善しました。狭かった視野が広がり、見ようとしたものがすぐ視界に入ってきます。ただ、まだ安定したところまではいっていないようで、数日間良い状態が続いたかと思うと、その後再び戻ってしまうような状態です。もう少し時間がかかりそうです。
-
体の流動性は改善し続けています。副腎疲労が進むにつれ、体がスムーズに動かしづらくなり、胴体を回したり、肩を回したりすることができなくなっていました。それがスムーズに動かせるようになってきました。これは外側の動きのことだけでなく、体内部の動きについても同じです。
-
文字を書くことが断然楽になりました。これは体の動きのコントロールと連動していると思います。自分の意思で自分の指がちゃんと楽に動かせるようになり、書きたい文字をスムーズに書くことができます。
-
エネルギー、体力はゆっくりと改善しています。まだ100%ではありませんが、以前よりずっと活発になっていることに気づきました。ウオーキングコースはこれまでと同じで、駅までの往復ですが、一歩が以前よりずっと力強く、歩くスピードも速くなっています。まだ走ることはできませんが、この調子で体力をつけていきます。
-
スタミナが徐々に長続きするようになりました。すぐにだるくなったり疲れたりすることなく、何かの作業を長く続けてできるようになりました。
-
筋力も戻ってきました。物を動かす、持ち上げるなど、力仕事ができるようになってきました。これは男にとってとても重要な事です。以前はスーパーの買い物バッグも持つのがしんどくて、ドリーに持ってもらうような状態でした。切れた電球を交換したり定番の仕事もできず情けない限りでした。何の役にも立たない自分が嫌でした。そんな僕にも少しは役に立つことができるようになってきたことは本当に嬉しい事なのです。
•いくつかの壁を突破したように思います。説明するのは非常に難しいですが、長い間休眠状態にあった体が、内側から揺さぶられたようなそんな感じです。
良い日ばかりではなく、「あー、きょうはダメだ」と言う日ももちろんあります。そんな日はこんな感じです。
6日目~8日目の3日間と、18日目はなんの前進もありませんでした。
- 思考回路が鈍って、回転が遅い
- 動きが遅い
- 体のコントロールがうまくできない
- エネルギーが低い
- 筋力が出ず、力仕事をしたくない
- ブレインフォグでちょっとボーっとしていた
- 体が重い
- 深く眠れず、夜中に体が引っ張られるような、つっぱるような感じで目が覚めてしまった
- バランス感覚が悪く、体が安定しない
順調に毎日前進を続けていると、その歩みを止めてしまうこのような日はとても欲求不満になります。なぜここで足踏みをするのかと。
でも、日々つけている日誌を見ると、その理由がわかることがあります。食べたものや、飲んだ水の量など、ほんの小さなことが影響しているということが発見できるのです。
この日もいつもより水が少なかったという事です。特にサプリメントを飲む時の水の量が少ないと、肝臓に負担がかかり、それがすぐに体調に現れます。
ドクターにもはっきりと「それは肝臓ですよ」と言われました。本当に僕の肝臓は詰まり切ってしまっていて、ちょっとやそっとでは綺麗になってくれません。少しきれいになったかと思っても、ちょっとした事でまた詰まりやすくなってしまいます。肝臓からすべての毒素を取り除くのにこんなに時間がかかるとは想像もしていませんでした。
ドクターに指示されたのは、セロリとほうれん草の摂取量を増やすことでした。これらの2つの野菜は、一酸化窒素(No)を増やすのに役立つと言います。
一酸化窒素は「多くの細胞プロセス」に関与しています。その一つが血管を拡張させることです。血管の幅が広がると、筋肉への栄養素と酸素の供給が増加し、運動パフォーマンスが向上します。
セロリとほうれん草意外にも一酸化窒素を供給する野菜はたくさんあります。
- ルッコラ
- ビーツ(ジュースにして飲むのが良いのですが、血糖値が不安定な場合は避けたほうが良い)
- レタス
- チンゲン菜
- 人参
- 白菜
- パセリ
- ネギ
- カリフラワー
- ブロッコリ
- ニンニク
- 玉ねぎ
最後に、ドクターはこの3週間の進歩にとても満足して、いつもは「Good!」か「Very good」という言葉がでるのですが、今回は「Excellent!」(素晴らしい)という言葉がカウンセリング中に何度か出ました。完全に枯渇していた成長ホルモンが戻ってきているのだと言ってくれました。僕よりもドクターが喜んでいるようで、その声を聞いてまた僕が嬉しくなる、という妙な感じなのです。
ドクターは、副腎疲労の重症段階から抜け出すことができるように、僕をプッシュする良い時期だとドクターは考えているようです。ここでもうひと押しします!
きょうは、ハッピーヒーリング!の冬休みのお話しでした。