海外に行くと、僕はたびたび本屋に足を運びます。活字に飢えているのか、特に目的はなくても、とにかく本に囲まれて気の向くまま立ち読みして面白い本を見つけるのが大好きです。
2年前、ハワイに行った時に、アラモアナショッピングセンターにある大きな本屋の中をブラブラしていた時に、ふと目に入った薄い冊子がありました。
ぬり絵です。
パラパラと中を見ていて、僕は無性にぬり絵がやりたくなりました。複雑なデザインの大人向けのぬり絵もたくさんありましたが、僕が魅かれたのは、子供用の車のぬり絵です。
消防車とかパトカーとか、男の子が好きそうな車が1ページに1台ずつ書かれていました。
僕はそれを買って日本に持って帰りました。
色鉛筆で塗りはじめると、僕はもう無心になって、鉛筆をシュッシュッと走らせる単純な反復動作に集中し、ただただ色を塗り続けました。
何も考えず、雑念も完全に忘れて、色を塗ることだけに集中していると、気持ちがフーッと落ち着いて、とてもリラックスした気分になれたのです。
ストレスに押しつぶされている副腎疲労の人にとって、ぬり絵にどんな効果があるのか、早速調べてみました。
・深呼吸や瞑想と同じように、HPA軸を調整する
・副交感神経系を活性化させ、心身を鎮静化させる
・コルチゾールなどのストレスホルモンのレベルを下げる
・血圧が下がる
・緊張性頭痛が和らぐ
・消化を助ける
・よく眠れる
・副腎疲労の症状を一時的に緩和する
良い事ばかりではないですか。
HPA軸とは、hypothalamic(視床下部)>>pituitary(脳下垂体)>>adrenocortical(副腎皮質)からなるシステムのことで、人がストレスを受けると、脳の視床下部にその刺激が伝わり、それを脳下垂体が感知し、それが副腎に伝わってストレスホルモンであるコルチゾールを分泌するという一連の流れです。
このストレス反応が、体に様々な形で影響し、機能を低下させたり、炎症を起こしたりするわけです。
副腎疲労から回復するためには、日々のストレスレベルを下げることが非常に重要です。
ぬり絵は、瞑想と同じようにストレスを取り除いてくれ、心身ともにリラックスできることから、コルチゾールレベルを調整してくれます。副腎が受ける刺激を和らげて、休ませてあげましょう。
イライラした時、不安を感じた時、腹の立つことがあった時、寝る前などに短い時間(15分程度)行うと効果的だと言われています。
1ページ絶対に完成させなきゃ…などとノルマを課すようなことは逆効果です。
自分のペースでやりたいように、やればいいのです。
心が落ち着きます。
👇自律神経に良い塗り絵です。
自律神経を整えるぬり絵
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