着替えで疲れ切る

「服を着る」という動作を、しんどいと感じたことはありますか?とうとうここまで来たか、という感じでした。Tシャツを着る、脱ぐという動きが疲れるようになってきました。袖を通すために腕を伸ばしたり、脱ぐために腕を曲げたりする、そんなことで疲れてしまうとは。

何を着ようか迷ってしまうと、これがまた何倍も疲れるんです。着たシャツを脱いでハンガーにかけクローゼットに戻す、別のシャツをクローゼットから出してハンガーからはずしまた着る、というこの一連の動きの繰り返し。とても疲れました。

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ちょっと重いパンツ、ジーンズなどをはきかえる時の体力の消耗は、本当に情けなくなります。足を入れて上に引っ張り上げる時には、その重みで肩から腕にずっしりとこたえます。その日着る服を決めることすら、休み休みじゃないとできないくらいでした。

副腎疲労が進むと、お腹がポッコリ出てしまい、これまで着ていた服が合わなくなってしまったのです。それでシャツを着てはボタンがしまらないとか、パンツをはいてみてはきつくて苦しい、など、何度も何度も着替えないといけないことが多く、その度に疲れてしまい、またボタンがしまらなかった情けなさで、もう散々な気分になっていました。

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出張や旅行などに行く時に、スーツケースに荷作りしますが、これがひどく疲れるようになりました。倦怠感や体調不良でどんどんつらくなってきていたのに、自分はまだ副腎疲労とは知らず、毎月最低1度は1週間程度の出張があり、多い時には週末だけ家に戻り、毎週のようにビジネスホテルに泊まったりしていました。また、休みが取れればドリーと旅行に行ったりと、とにかくしんどい中、あちこち行って、その度に荷作りをしなければならなかったのです。いつ頃からか、その作業がものすごく疲れるようになってしまい、一気に荷作りを済ませることができなくなっていました。

クローゼットから服を出してたたんで詰める、靴をつめる、洗面道具を整理して入れる、という細々とした作業の繰り返しで、体力を消耗してしまうようになりました。途中で一旦手をとめて休み、また後で再開するとか、ひどい時には一日で荷作りが終わらず、1晩、2晩、スーツケースを開けたままにしてしまうことも有りました。ハワイの医師に見てもらった時の旅行では、日本に帰国する時の荷作りがどうしても自力でできず、ドリーにやってもらいました。

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そして、そのスーツケースをゴロゴロと引っ張りながら歩くのがまた大変で、駅の階段をスーツケースを持ち上げて上がらなければならない時には、それはもう拷問に近いものがありました。