ドクターAの治療をはじめて半年ほど経った時、体調がまったく良くならず、むしろ悪化していました。
カウンセリングでドクターから「全然良くなっていない。何もできないので、3カ月カウンセリングを休む」と言われました。
ドクターに言われたことをドリーに伝えると「改善が見られないからと、こんな風に放り出すなんて考えられない」と彼女はものすごく怒りだして、その日から猛烈にいろいろ調べ出しました。
そして、カンジダが改善の邪魔をしているんじゃないかと言い出し、僕も調べてみることにしました。
そう言えば、今のドクターからもハワイのドクターからも、カンジダの事はまったく指摘されなかったのですが、副腎疲労の人にとっては、結構メジャーな問題だということがわかりました。
カンジダを除菌しないことには副腎疲労の治療は始まらない、と言う医師もいるくらいです。
ドリーは僕に、舌を見せてと言い、2人で一緒に鏡の前でべ~っと舌を出してみたら、僕のは明らかに白くなってました。
カンジダが増殖しているかどうかをチェックする簡易的な方法をもう一つ見つけたので、とりあえずやってみることにしました。
朝起きて、歯磨きする前にグラス一杯の水に唾液を落としてみます。正常な場合は、唾液は水の上に浮かんでいるのですが、カンジタが増殖している場合は2~3分後に唾液から糸状のものが降りてきたり、グラスの底に唾液が落ちて沈んだり、水が濁ったりします。
僕の唾液は、ツーっと垂れ初めて、グラスの底に沈み始め、ドリーと一緒に「あー」と頷きました。
早速、カンジダ対策についてリサーチを始めました。
実は、僕のドクターはピロリ菌の除菌も積極的に勧めることはしません。だからカンジダ菌についても、抗真菌剤を使った除菌は勧めないだろうと推測し、腸の環境改善で善玉菌を増やし、カンジダの勢力を抑え込む、という方法が良いだろうということで、プロバイオティクスでやることにしました。
カンジダ菌を食べてくれるビフィズス菌の中でも、ロンガム種が良いということを知り、そのロンガム種が一袋に50億個含まれているプロバイオティクスのサプリを早速始めることにしました。
あの日のことは今でも覚えています。朝、一包を飲んだら、すぐに変化に気づきました。まっすぐ立っているのもしんどかったひどい倦怠感が、いくらか良くなったのです。驚きました。気分も少し明るくなっていました。
それから毎日欠かさずこのビフィズス菌ロンガム種を取り続けました。
1か月程して、年末年始の冬休みに入り、僕とドリーは日本脱出し、再びハワイへと飛び、その滞在中に現地の検査ラボでまたいくつかの検査を受ける手筈を整えていました。
旅行中もこのプロバイオティクスを毎日欠かさず飲み、さらにハワイにはよく行くサプリメントのお店があって、そこの店員さんとも仲良くなっていましたので、行ってみることにしました。
店員さんにカンジダには何が良いか聞いてみたら「絶対これ!100%お勧め」と言って出してきてくれました。
すぐ効果が現れるけど、カンジダ菌は増殖力が強いので、最後までちゃんと続けるようにと、言われました。
お店には1箱しか残っていなかったので、店員さんにもラッキーだと言われ、最後の一箱を僕は買いました。
飲み終わったら報告に来てね、と言われ、僕は必ず報告に来ると約束しました。
ガーリック、グレープフルーツシードエキス、オリーブリーフ、オレガノ、オレンジの皮など天然のハーブを組み合わせたサプリで、15日間でカンジダ菌を抑え込むというものです。
飲み始めて5日位で効果が出始めました。結構強いダイオフが始まったのです。
吐き気、かなりひどい頭痛、汗、発熱、悪寒が全部いっぺんに起きて、ベッドで寝込んでしまいました。
僕がデトックスすると、必ず同じような症状が起きます。ちょうど今も肝臓の解毒中ですが、同じような感じの症状が起きました。
僕は吐き気で気持ち悪く、ドリーに近所のドラッグストアで活性炭を買ってきてほしいと頼みました。
活性炭は体内の毒素や有害な老廃物をくっつけて排出する働きがあり、僕はむかむかする時などにいつも飲んでいたものです。
比較的治安の良いハワイとは言え、夜、女性が一人でフラフラ歩いていくのは危ないと思い、僕は吐き気を我慢して車を運転し、ドリーを店の前でおろして買ってきてもらいました。
僕は活性炭を飲んで、すぐベッドに潜り込みました。
翌朝、僕はかなり気分が良くなって、元気になっていました。いつだったかははっきりと覚えてはいないのですが、舌はもう白くなくなって、普通の健康的なピンク色になっていました。それに伴って、気分もずっとよくなっていました。
約束通り、僕はサプリメント店に戻って、あの店員さんに効き目を報告すると、ちゃんと効いてよかった、と嬉しそうにしていました。
その後、年が明けて3カ月ぶりにドクターとのカウンセリングを再開し、僕はカンジダの件を話しました。
副腎疲労の人の殆どが、カンジダ菌が異常繁殖しているのは確かで、その対策はなかなか難しいものだけど、うまくカンジダに対処できたのは良かった、と言ってくれました。
でもドクターは、刺激の強いカンジダ対策はやはり勧めず、食事を見直すことでゆっくりとカンジダを追い込んでいく方法を強調していました。
それは単にカンジダをやっつければ良いということではなく、副腎疲労は全身的な問題なので、体内のストレス反応のバランスを取りながら、全体的に改善していくことをいつも重要視しているからです。
カンジダが増殖してしまうのも、体のストレス反応に関連しています。
ドクターは、カンジダをすべて殺してしまうのではなく、カンジダは普通に人間が持っている菌なので、異常繁殖しないように善玉菌を育て、腸内環境を良く保っていれば問題は起きない、と言い、そのためには抗生物質などを使わず、食事内容を見直し、ライフスタイルを変え、ゆっくりと確実にカンジダを弱めていくのが最も良い方法だと言いました。
ドクターはそう言うだろうと、僕は知っていましたが、3カ月間カウンセリングを見送られ、なんとか自分で突破口を開こうとしていたのです。
カンジダ菌は真菌、カビの仲間です。カンジダの餌になるものを絶ってしまえば、菌は繁殖できなくなります。
砂糖、果物、パン、パスタ、豆、ナッツ、コーン、そしてアルコール類を絶てば、カンジダは自然に弱まってしまうのです。
そしてカンジダに厳しい環境、善玉菌を増やし、胃酸を増やせば、たとえ菌が残っていたとしても悪さはしないのです。
僕はお酒はまったくやめていましたし、甘いもの、砂糖、お菓子やケーキなども一切口にしていなかったので、もうこれ以上減らすものがありませんでした。
そこで、ビフィズス菌と天然のハーブ類を使ったカンジダ対策をやってみたら上手くいって、まあ結果オーライでした。
さらに、カンジダが嫌いな食べ物、ガーリック、玉ねぎ、海藻、レモン、カボチャの種、オリーブオイルをたくさん取るとさらに効果的です。
このブログでもしつこく書いていますが、「肝臓がカギ」なのです。カンジダ対策についても同じで、肝臓の機能が弱っている時には、さらに肝臓に仕事を与えると、体調を悪化させてしまう可能性があります。
もしかしたら僕も、もっと肝臓が元気になるまでカンジダ対策は待つべきだったのかもしれません。
肝臓に無理をさせたことが、回復をここまで長引かせている一つの要因になってしまったかもしれません。それは誰にもわかりません。
でも一つ、はっきり言えることは、今の肝臓の状態と当時とでは、まったく違います。
カンジダ対策後、一時的にでも気分が良くなったと感じたのは確かですが、その後、一進三退の状況を繰り返していたことを今思えば、正しい判断だったのかは微妙です。
ドクターがいつもいつも「水を飲め」と言うのは、デトックスのためなのです。なにか特別なサプリや薬を使わずに、水でどんどん洗い流して、肝臓や腎臓を綺麗に掃除しろ、という事なのです。
副腎疲労の人はとにかく水を飲んでデトックスするのが一番です。おしっこの色が薄い黄色かどうか、毎回確認するように言われました。茶色っぽかったら水分が足りていないので、もっと水を飲みましょう。
何をするにも『優しく穏やかに』。これが合言葉です。特にカンジダ菌やピロリ菌など、体から菌を除こうとする場合には、体に与えるストレスを最小限にすることと言われました。
副腎疲労が重度の人は、再毒化してしまう恐れがあり、その結果体調がさらに悪くなってしまうので、無理な除菌はしないことです。
僕は自分の判断でカンジダの封じこめをしましたが、抗真菌薬を使わなかったことだけは正解だったと思います。皆さんも自分の体調をしっかり見極めて、どうしても今、除菌しなければならないかどうかを判断してください。
👇ビフィズス菌ロンガム種でプロバイオティクス!これは間違いないでしょう。
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👇カンジスマートという15日間続けるプログラムです。
👇活性炭は、ムカムカする時、ダイオフがきつい時、食べ過ぎてお腹が持たれるようなときに使っています。