ストレスや不安感にどう向き合えばよいか、という話をドクターに相談した時の話です。
ドクターは僕がペットを飼っているかどうか聞きました。飼っていないんです、と答えました。
ペットを飼うことで、不安や鬱にとても良い効果があるという話をしてくれました。
その理由はこうです。
何かの世話をするモチベーション
ペットを飼っていれば、その動物の世話をすること、ちゃんと面倒を見るという責任があります。 この責任感が、生きがいやモチベーションを与え、人にやる気を起こさせます。
無条件の愛情
人が不安を感じたとき、自分の犬がしっぽをブンブン振っているのを見れば、あー愛されてるな、と感じます。 ストレスもなく、不安もなく、その犬はただただそこに一緒にいることで喜んでいる幸せな犬なのです。純粋な無条件の愛情です。ペットは飼い主を世界で最高だと思っているのです。
仲間
ペットは、話をすることができる友達。人も生き物です。生き物は 他の生き物と接触することがとても重要で、誰かと(何かと)一緒にいることによって、不安を和らげることができます。
ドクターは、インターネットとソーシャルメディアの発達によって、人は他の人や他の生き物との接点を失い、それが感情的な問題を引き起こしていると言います。 犬や猫を撫でているだけで、やすらぎを感じることができます。
日課
ストレスで押しつぶされそうな時、体系化された事や日課をこなすことで、気持ちが落ち着きます。ペットは決まった時間に食事を与え、運動をさせなければなりません。ペットのお蔭で、一貫性のあることを続けられるということは、気持ちを落ち着かせるよい方法です。
精神的に守られている
犬の本能は飼い主を守ることです。意識することはあまりないかもしれませんが、精神的に安心感を得られているのです。
セラピストになってくれる
ストレスや不安を抱えている時には、友人、家族などに話したくなりますよね。でも、ドクターはこう言いました。友人や家族でも、あなたが何に不安を感じているのか、なぜそんなにストレスを抱えているのかをわかってくれない、あるいはあなたのことを非難したり説教したりすることが時々、いや、よくあり、それは不安やストレスを逆に増大させてしまうのです。
本当に必要なのは、話を聞いてもらうことだけなのです。意見されることではありません。ペットは、あなたの話をじっと聞いてくれますよ。
気晴らし
一度不安になってしまうと、最初は小さなことだったのに、あっという間に何もかも不安になって、立ち直れないほど心配になってしまうことがありますよね。
でもペットがいたら、どうしても気を取られたり、注意がペットに向いてしまいます。それがまさに自然のしくみです。自然にペットに目が行くことで、頭の中でいっぱいになっていた不安感が薄れていきます。
社交的にしてくれる
ペットを飼っていると、人との出会いや交流の機会が増え、知らない人でも簡単に会話ができるようになります。 犬や猫が好きな人はたくさんいます。そんな人が自然に集まって、会話を始め、友達が増えます。
定期的な運動
これはとても重要です。運動は心と体の健康にとってとても重要です。 散歩、ハイキング、さらにはランニングにペットを連れて行きましょう。
また、外に出かけることで、日々の推奨摂取量のビタミンDを太陽から摂取することもできます。不安や鬱病にも最適です。
ペットを飼っている人は、不安やうつ病になりにくいと言われています。 ペットと遊ぶことで、リラックスし、セロトニンとドーパミンのレベルも上がります。
ドクターによると、世界の人口の半数以上が、不安などのストレス関連の症状に苦しんでいるとい言います。
ストレスが身体に与えるダメージは、副腎疲労の人なら嫌というほど知っています。あらゆる臓器、脳、体内のシステム、つまり全身に影響を与えます。
ストレスを和らげる薬はありません。ペットは、ストレスに起因する症状を改善させるための素晴らしいセラピーなのです。
ドクターは、ペットが副腎疲労に苦しんでいる患者にとって、素晴らしい効果があることが証明されたと話してくれました。
ただし、一つだけ注意が必要です。 副腎疲労の症状の一つに体の過敏性があります。以前には経験したことのなかった、食物不耐性やアレルギーに突然見舞われます。犬や猫の毛やふけなどの異物がアレルギー症状を引き起こすことがあります。
そしてもう一つ、ペットを飼うということは責任を負うということです。 犬や猫の世話をするという責務が、新たなストレスになり、副腎疲労の重症の人にとっては重すぎるかもしれません。しっかり考える必要があります。
ペットを飼えない人のために、少しでも癒しになればと、かわいい写真をのせておきます。