要注意!マッサージが逆効果

以前は、ドリーと一緒にマッサージやスパに行くのが楽しみでした。ドリーは、肩こり症なので月に一度、僕は2カ月に一度位は行っていました。

特に、旅先でホテルのスパなどでゆっくりと頭から足の指先までマッサージしてもらうのが好きでした。ベトナムやタイ、マレーシアなどアジアの国では、日本の1/3位の料金でマッサージを受けることができるので、何時間もスパで過ごした事もあります。

spa

疲労感や体のだるさがだんだんひどくなってきて、僕はマッサージや整体など、なんでもいいから少しでも体が楽になるものを探して求めて、試すようになっていました。

ある日、近所のマッサージ店でドリーと並んでマッサージを受けていた時だったと思います。マッサージの女性が背中から腰のあたりを押した時に、ものすごい痛みを感じたのです。左右どちらもいたくて、腎臓のあたりだな、と思いました。

でも、それが腎臓の上にある小さな山型の臓器「副腎」であることは、まったく気づいていませんでした。

backmassage

とにかく、あまりの痛さに、マッサージの女性に「痛いから弱くして下さい」とうめくような声でお願いしました。差し込むような痛さで、リラクゼーションどころでなくなり、体をこわばらせて我慢しなければなりませんでした。マッサージに行く目的も行きたいという気持ちも、打ち砕かれてしまうほどの苦痛だったのです。

そしてドクターAの治療を受け初めてすぐ、マッサージ、ハリ、サウナ、整体、なにもかもやめるように言われたのです。

マッサージは、体中の循環を改善してくれるが、それは裏を返せば“毒素の排出も増加させることになる”と言うのです。

「デトックス、つまりマッサージも、足のリフレクソロジーも、指圧も、鍼灸も、肝臓クレンジングも、キレーションも良い事ではあるが、その強度、頻度、時期によって、その結果はまったく違ったものになる。体が弱っている時に、積極的にマッサージなどを受けると、その解毒作用から毒素が過剰に放出されることになり、その毒素が体外に速やかに排出されないと、逆に体内に蓄積してしまうことがある。これが、再毒性反応を引き起こし、結果的に体がもっと弱ってしまうことになるので、よほど注意しないといけない。マッサージを受けすぎたために、副腎がクラッシュしてしまう可能性だってある」

reflexology

この説明を聞いて、僕は普段、本当に無自覚にいろいろやって、それが体にとって逆効果になってしまっていたり、余計に疲れさせる原因をみずから作ってしまっていたんだな、とつくづく思いました。

僕だけじゃないと思います。誰もがやってしまうだろうし、マッサージなどを施術する立場の人も、ここまで注意してやっているかな・・・と考えてしまいました。