アマルガム除去しました

ハワイで受けた副腎疲労の検査で、有害金属の尿検査を受けましたが、水銀が若干高い値が出ていました。

 その結果がわかってから、僕は日常的に食べていたツナ缶をやめ、寿司や刺身でマグロなどを食べるのも一旦休止しました。そして残る可能性として、歯の詰め物を調べてもらうことにしました。

定期的に行っている近所の歯医者で、昔の虫歯治療でアマルガムが使われていないか見てもらったところ、ごく当たり前のように、「はい、こことここに入っている金属はアマルガムですねー」と軽く答えてくれました。特段、これが問題というとらえ方もしていないように見えました。

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1980年代以前は、虫歯の治療にアマルガムはごく当たり前に使われていたようです。80年代なんて、つい最近ですよね。僕の世代より上の人なら、アマルガムが入っている可能性は大きい、という事になります。アマルガムには水銀が50%ほど含まれています。もちろん、何の問題もなく元気に過ごしている人も多いと思いますし、国や歯科業界でもアマルガムが体に悪影響を及ぼすほど有害なものとはしていません。しかし、アマルガムの使用を禁止した国もありますし、アメリカのいくつかの州で規制が厳しくなった所もあります。ということは、という事ですよね…。

僕自身、それまで歯の詰め物について、気にしたことなど全くなかったし、副腎疲労なんかになっていなければ今でも何も気にせず、そのままにしていたはずです。僕は重症の副腎疲労になってしまったので、なんとしても回復させるために、やったほうが良い事はできる限りやろうと決めていました。いつまでもウォーキング・デッドみたいに生きていられないですからね。

アマルガムを除去するには、患者側だけでなく歯科医や助手の側も、水銀にさらされるのを防ぐための防御が必要だと知り、僕はかかりつけの歯科医でどのように除去してもらえるのか、少し気にしていました。でも、まったくいつも通りで、なにか特別なことをするという雰囲気が皆無だったので、ドリーが「あ、あのマスクとか…大丈夫ですか?気をつけてやってくださいね…」と思わず言ってしまうほどでした。

除去を終えた後に歯科医の先生が、1か所とても取りにくい所があったと話してくれました。ポロっとひとかたまりで取れるものと、ボロボロに崩れてしまい、少しずつ掘り出すようにしないとうまくとれないものがあったらしいです。ともあれ、「きちんとバキュームしながらやったので、問題ありませんよ」ということで、ひとまず安心しました。

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体に有毒なものがあると副腎疲労をおこし、機能を低下させる原因になると言い、その一つが水銀なので、これは絶対に取り除くべきだと、ハワイの女性医師も、ドクターAも口をそろえて言っていましたし、副腎疲労を治療する過程においても、改善を妨げる原因になると言います。

水銀が体に与える悪影響は、次のようなものです。疲労感、だるさ、しびれ、頭痛、心臓血管の問題、内分泌異常、便秘、情緒不安定、食欲減退、呼吸不安定、いらいらして神経質、うつ状態、優柔不断、頻尿、記憶障害などなどです。

こうゆうふうに、症状をいろいろ羅列するのは、僕は本当に好きではありません。なぜかと言うと、こんなのは誰にでも、ちょっと体調が悪い時には起きる症状ばかりだからです。

副腎疲労のしんどさは、こういう一言で言い表せる感じではないんですよね。今までに味わった事のない異常なだるさ、体がまったく機能していない感じなんです。

もし、そんな今までとは違うしんどさがあって、30年以上前に虫歯の治療をして、口を開けた時に黒っぽくツヤのない金属の詰め物が見えたら、一度、重金属検査を受けてみるのは良いのではないでしょうか。