これ絶対大事!副腎疲労のレベルを知る(上)

「副腎疲労」と一口に言いますが、そのレベルによって症状はかなり違いますし、治療のアプローチも異なります。回復に要する時間もまったく違います。

自分が副腎疲労のどの段階にいるのかを知ることはとても重要です。世の中にある様々な副腎疲労に関する情報、どんな症状か、副腎疲労に良いサプリや運動、マッサージや鍼などの施術が良いか悪いか、除菌やデトックスの方法や是非など、自分の体の状況と合っていなければ、参考にならないだけでなく、効果もないし、むしろ害になってしまうことも有るからです。

internet

僕もかつて、ネットやYou Tubeで検索しまくって、副腎疲労に良いと言われたサプリを試しましたし、鍼治療やサウナなどもハワイの医師に良いと言われ、信じて熱心に通っていました。でも、今のドクターに何もかもすぐやめるように言われたのです。

自分の体の状況にまったく合っていなかったため、大きな負担となってしまっていたのです。その結果、副腎をさらに疲れさせてしまい、体調が悪化してしまいました。

acupuncture

僕は、2016年にドクターAの治療を受け始めた当時、ステージ3のフェーズCと言われました。

皆さんは、今どのステージにいますか?唾液のコルチゾール検査の数値からだけでは判断できません。

副腎疲労を専門に見ている医師の診察を受け、自分の体調や様々な症状をすべて総合的に判断して、どのレベルにいるのかがわかります。

僕が理解している範囲でざっくり説明します。

副腎疲労は4段階に分けられています。

ステージ1は警告反応期と呼ばれ、ステージ2は抵抗反応期と呼ばれます。この2つの段階では、本人が気づくことさえ無いことがよくあります。

ステージ1はほとんどの場合、特に症状は現れませんし、ステージ2も症状は非常に軽いものです。

ステージ1~2の段階で、きちんと休息を取って、食生活を見直し、生活習慣を変えれば、それほど苦労せず回復できると言われます。

しかし本人が体の変化に気づかないのだから、ステージ1~2は見逃されてしまうことも多く、そのままストレスを受け続けてしまうと、次の段階に進んでしまうのですね。

stress

ステージ1:警告反応

疲れの度合いは、誰もが感じるような軽いもので、朝、目が覚めた時や、午後の3時前後に感じる程度です。気になるような体調不良はなく、普通に生活できますし、仕事にも支障はありません。

誰でも、朝起きた時はだる~いと思うし、午後の中盤になると、ちょっと横になりたいなーとか、コーヒー休憩をとろうかな、いう感じになりますよね。だからこの段階で、気づく人はほとんどいませんね。

自分は特にストレスを自覚していなくても、副腎は密かにストレスを感じて反応しているのです。コルチゾールなどのホルモンを増やして、ストレスに対抗しています。

 

coffee and donuts

ステージ2:抵抗反応

ストレスが続き、ステージ1から回復できないまま、さらに副腎を追い込んでしまった場合、体がストレスと闘うために必要なコルチゾールを出し続けることがきつくなってしまいます。

自分でも疲れをはっきりと自覚するようになり、一晩寝てもまだ疲れがとれていない感じになります。

ちょっとしんどいなーと思いながらも、日々の生活は普通に送ることができますし、毎日仕事にも行けます。ですが、能率や精度が落ち、仕事が終わる頃には疲労がピークに達しています。

夜、眠れなくなったり、ちょっとしたことですぐイライラしたり、女性の場合は、PMSがひどくなることもあります。

また、免疫力が弱くなって、風邪などにかかりやすくなりますし、一度かかったらなかなか回復しません。

自分でも体調不良が気になり、病院に行く人が多いのですが、血液検査も、ホルモン検査も、その他の症状が出た体の各部の検査を受けても、なにも問題が見つかりません。

「ストレスでしょう、リラックスするように」とか言われてそのまま家に帰されるか、鬱の傾向と診断されて抗鬱剤が、眠れるようにするために睡眠導入剤、PMSの重い女性にはその症状を抑えるために低用量ピルなどが処方されたりするわけですが、これでは何の解決にもなりません。

本当の問題はまだ見つけられないままなのです。

 

このまま進んでしまうと、ステージ3に。いよいよ危険な段階に入ってしまいます。

続きは明日のブログで。